精神的ストレスで知覚過敏に!?

精神的なストレスが身体に及ぼす影響については、ご存じの方も多いと思います。

このサイトでも書いていますが、精神的にストレスを感じると、自律神経系やホルモン系のバランスが崩れて、頭痛、頭重、めまい、倦怠感、のぼせ、発汗、発熱、胃痛、便秘、下痢などなど、様々な身体的症状が出る場合があります。

意外なところでは、「」にも影響が出るのですよ!

 

なぜ「歯」に影響が出るのか

精神的ストレスが歯に影響するって、おかしな話だと思いますか?
でも、ストレスを感じたり、緊張したりすると、人はグッと歯をかみしめますよね。
すると、歯の表面のエナメル質が削れ、神経が歯の表面に出てしまい、歯がシミたり痛みが出たりするのです。
いわゆる、知覚過敏ですね。

また、かみしめることで強い圧力が歯にかかりますので、歯が欠けたり、歯が歯茎にめり込んで歯茎がやせたり、歯の先にある骨にも影響が出ることがあります。

アゴがゆがんで、顔が変形することもあるでしょう。
歯をはじめとして顔にこれだけ影響があると、今度は頭に痛みがでる可能性があります。
頭痛で姿勢が悪くなると、今度は腰痛などを引き起こし。。。

こんな風に、精神的に強いストレスを長期間感じると、ドンドン身体に悪影響が広がっていくのです。

身体のあらゆるところが不調になる

身体的な理由が見つからないのに、何となく身体に不調がある場合。
ぜひ、メンタルの状態を振り返って下さい。
「こんな所が?」と思うような場所に痛みが出たりするのですよ。

例えば、足首痛くなり、捻挫だと思って接骨院に行った方がいました。
接骨院では、次のように言われたそうです。

最近、強いストレスはありませんでしたか?
身体が緊張して、ガチガチに固まっていますよ。
特に、ふくらはぎの筋肉がパンパンです。
ふくらはぎをかばって歩いたことで、足首に痛みが出ているのです。

その方、足首だけではなく、次第にカカトにも痛みが出るようになったとのこと。
このように、ストレスを感じると、身体中、どの場所でも痛みが出る可能性があるのですよ。

また、どこに行っても、「ストレスでは?」と言われてしまう、なんて方もいました。

目の調子がおかしいと思って眼科に行くと、
「ストレスの可能性が高いです」。
湿疹で皮膚科に行くと、
「ストレスではないでしょうか」。
内科に行くと、
「ストレスが大きいようなので、しばらく仕事を休まれては如何でしょう?」。
美容院に行くと、
「頭皮がガチガチですよ!最近、大きなストレスを感じませんでしたか?」

その方はご自分でも精神的なストレスを受けやすいことを自覚していて、ストレス耐性を高めるよう、励んでいました。

まとめ

今回は、メンタル不調によって身体不調が引き起こされることについて書きましたが、身体に不調が出ると、更にメンタル不調を招きます。

メンタル不調 → 身体不調 → メンタル不調 → 身体不調 → メンタル不調 ・・・

こんな風に、不調がループのように続いてしまうことも少なくありません。
不調の始まりがメンタルであっても身体であっても、不調の無限ループに陥らないよう、ケアを行うことが大切です。