自己肯定感の高め方
- あなたは、自分のことが好きですか?
- 人の顔色をうかがったりしていませんか?
- 人が何を言おうと、自分の意見に自信を持っていられますか?
ほとんどの悩みの根底には、自己肯定感の低さがあります。
自己肯定感を高めると、大抵の悩みは解消してしまうほどです。
それだけ、自己肯定感は人間が生きる上で重要なものなのです。
自己肯定感が低いと、外の環境に左右される
自己肯定感の低さは、言い換えれば、自分が信じられない・自分を信頼できないということでもあります。
自分に自信がなくてグラついていると、自分以外のことから影響を受けて、不安や恐怖心を抱き、右往左往してしまいます。
- こんなことを言ったら、嫌われるのではないか
- 人から評価されたい、認められたい
- 批判されると嫌な気分になる
- 病気になるのが怖い
- 経済が不安定だから、将来に希望が持てない
でも、自分に自信がある人は、外の環境に左右されません。
他人から何を言われても、お金が無くても、病気になっても、社会情勢が不安定でも、いつも明るい気持ちで過ごすことができるのです。
なぜ自己肯定感が低くなったのか
自己肯定感とは、「自分はこれでOK」という安心感・信頼感です。
このような安心感・信頼感は、主に親との関係性で築かれていきます。
親が子供を丸ごと愛し、肯定すれば、子供は「自分はこれで良いんだ」と安心でき、自己肯定感が高まるのです。
- 親に愛されない
- 肯定されない、否定される
- 褒められない
- 怒られる
- 人と比較される etc
このようなことが日常的に続くと、子供は「自分はダメな存在だ」と思い込み、自信が持てなくなります。
更に、自信が無いまま行動すると、失敗することも多くなります。
失敗が積み重なることによって、自信はますます失われていくのです。
また、自分のことをダメだと思っていると、周囲の人から好意を持たれたり褒められたりしても、
「自分はダメ人間なのに、この人はおかしなことを言うなあ」
と言葉通り素直に受け止められなくなっていきます。
中には、
「私に不利なお願いごとをしようとして、心にもないことを言っているのではないか」
などと勘繰る人もいるほどです。
人を信用できなくなり、人間関係悪化にもつながっていくのです。
自己肯定感の育て方① 多面的な自分を認める
人間はとても複雑で、多面性を持っています。
人に大いなる愛を注いだり崇高なことをする時もあれば、嘘をついたり嫉妬したり怒ったりと醜いこともします。
物事には必ず、「表と裏」、「陰と陽」、「光と闇」など両面がありますが、人間も同じで、多面性を持っているのです。
そのような複雑で多面的な自分を嫌がらずに、丸ごと受け止めるように努めましよう。
理想と違う自分を「こんな自分は嫌だ」と否定せず、
「これも自分だ」と諦めて受け止めて下さい。
ありのままの自分を、無条件に肯定して受け入れましょう!
自己肯定感の育て方② 直感・感覚を信じる
自己肯定感が低い人は、自信が無いので、自分の直感や感覚を信じることができません。
決断できなくて、いつまでも
「あっちが良いか、こっちの方が良いか」
と迷う人がいます。
また、自分の意見に自信が持てなくて、他人の意見に左右されたり、他人の意見を聞かないと不安になる人もいます。
「これで良いのだろうか」と不安を覚えても、初めに感じた直感・感覚に従ってみて下さい。
直感・感覚に従った結果、どのようになったかメモを取っておくのも良いですね。
自分が思っているより、直感・感覚が優れていることに気が付くのではないでしようか。
何度も試してみて、自分の直感・感覚の信憑性を高めて下さい。
まとめ
カウンセリングにいらっしゃるクライアントさんは、もれなく、自己肯定感が低いです。
話しをしながら、「こんな自分は情けなくて嫌だ」と泣いてしまう人もいます。
でも、カウンセリングを重ねて徐々に自信を回復し、明るい人生を生きられるようになっていきます。
今回は自己肯定感の育て方として2つご紹介しましたが、カウンセリングでは、これ以外の方法も行っていきます。
私自身、自己肯定感が低いことに長年悩んできましたので、その辛さはとても理解できます。
ぜひ、自己肯定感を高め、苦しみから抜け出して下さいね。