体験談「辛い感情は目を背けるほど増大し、 目を向けるほど消化できる」

 

カウンセリングを修了された方が、ご感想をお寄せくださいました。

現在も、グループワークに参加されるなど、実直にご自身の心と向き合われています。

皆さまの参考になるかと思い、ご紹介させて頂きますね。

自分が当たり前だと思っていた価値観や、
誰でも同じように持っていると思っていた物事の捉え方が、
あくまで、自分特有のものであると分かり、自分の価値観に囚われすぎなくなったと感じています。

カウンセリングを受ける前までは、自分が何を考えているか理解しているつもりでしたが、
見たくない感情ほど無意識に誤魔化してしまい
自分自身では分からなくなっていたため
(つまり、自分が自分自身に騙されていたため)

そこをカウンセリングで指摘していただいたことで、
本当に望んでいることは何か
が、徐々に分かってきたように思います。

また、実際に職場などでどう対処すると良いかなどを、時折、例示的に挙げていただいたことも、
自分が行動に移すうえで非常に参考になり、そこでも自分の考えが凝り固まっていたことに改めて気づきました。

 

感情や感覚が永遠に続くものではない
と、実感できるようになるにつれ、傷ついたときに、
突飛な行動を取ったり現実逃避をしたり、ひたすら感情を抑圧し続けることが、格段に減ったように思います。

(カウンセリングを受ける前は、例えると息継ぎ無しで泳ぎ続けているような状態でした。)

以前は、辛い感情を直視するほど耐えられなくなると思っていましたが、実は、

目を背けるほど辛い感情は増大し、
目を向けるほど、その場で辛い感情を消化することができる

ことが分かり、
フラッシュバック(過去の辛い出来事を思い出して苦しくなる状態)のような症状も緩和されてきました。

自分の心を見つめるようになった結果、
他人の心についても思いを馳せることができるようになり、
これまでよりも広い視野を持てるようになりつつあるのかなと思います。

 

これまでは、自分はどのコミュニティにも馴染むことができず、どんなことも一人で努力し、一人で耐えなければならないよう気持ち
(例えると、一人で知らない国を転々と渡り歩いているような気持ち)で生きてきました。

カウンセリングのきっかけは、
自分に人間味が無いために、仕事ができなくなってしまうのを防ぎたいという考えからでしたが、問題の根本は

「仕事ができなくなるのでは」

という不安感の強さであり、
その原因は自己否定が強い(「~ねばならない」という義務感)が強いことだと知りました。

そこから、

●自分の感情に気付き、
●自分の思考に気付き、
●欲を手放していく

という作業を繰り返すことで、徐々に改善されつつあるように思います。

これまでは、自分は決して人の輪に入ることはできないと思っていましたが、今は集団の中にも一人一人違う人生があると感じることができるようになり、

自分も誰かに支えられ、
自分にとって簡単にできることで他人を支え、
何かしら繋がっている

と思うことが、できるようになりつつあります。

 

これまでに、公的機関等が運営するカウンセリングや、電話のカウンセリングなど、他のカウンセリングを受けたこともありましたが、

ほとんどのカウンセラーさんから
「他人に相談した方が良い」と言われ、何も返すことができず、
「辛い感情を吐き出せてすっきりしたけど、結局自分が一人で頑張るしかないのだ」と思いながら、カウンセリングを終えてきました。

でも、じゅんさんのカウンセリングでは、
「なぜ相談できないのか」
など、もっと踏み込んだところまで向き合うことができ、ようやく救われたように思います。

もし、じゅんさんのカウンセリングに出会わなかったら、
昔の考え方のまま、ひたすら我慢する日々を送っていただろうと思いますので、
今頃どうなっていたのだろうと考えると、ゾッとしてしまうほどです。

じゅんさんにお会いできて人生が救われました。
ありがとうございます。
これからもよろしくお願いいたします。