幸せをつかむ-言葉の影響力と脳の働き-

言葉がメンタルに与える影響力はとても大きいものです。
最近では、フィギュアスケートの羽生結弦選手が印象的でしたよね。
「絶対に金メダルを取る」
「二連覇する」
こう言い聞かせて、現実のものにしましたね。
今回は、言葉の影響力と、脳の働きを知ることで、幸せをつかむ方法をお伝えしたいと思います。

言葉の影響力

「言霊」という言葉もあるように、言葉は、心に大きな影響を与えます。
以前の記事で、マザーテレサの有名な言葉を書きました。

思考に気をつけなさい、それはいつか言葉になるから。
言葉に気をつけなさい、それはいつか行動になるから。
行動に気をつけなさい、それはいつか習慣になるから。
習慣に気をつけなさい、それはいつか性格になるから。
性格に気をつけなさい、それはいつか運命になるから。

思考が結局は、運命=人生を変えてしまうように、言葉も運命=人生を変える力を持っています。
何度も同じ言葉を使っていると、その言葉が自分に返ってきて、言葉通りの人生になります。

  • 子供の頃から「プロのスポーツ選手になる」と宣言し続けたら、実際にプロスポーツ選手になれた。
  • 人の幸せを願い続けたら自分も幸せになった。etc

心が暗くなる言葉は決して使わず、人生を明るく楽になるような言葉を意識して選び、使ってきましょう。

脳の仕組み① 全て現実に起きていると認識する

脳は、想像したことが、現実に起きていることと認識します。
また、時間の概念がなく、過去や未来のことも、現実のこととして認識します。

過去の嫌なことを思い出していると、現実に嫌なことが起こっていると認識し、思い出すたびに傷を深くします。
バラ色の未来を想像すると、現実がバラ色になっていると認識し、嬉しい気持ちになるのです。
そして、認識した通りの人生を歩むように働きます。

ですので、暗い過去や未来の不安ばかり考えていると、現実が暗いものになっていきますし、
なりたい未来を繰り返し思い描くと、その通りの人生になっていきます。
無暗に暗い想像をしたり、暗い過去を思い出さないよう、心がけて下さい。

脳の仕組み② 自分と他人を区別できない

脳には、自分と他人を区別する能力がありません。
他人のことも自分のことと認識します。
人の悪口を言うと、自分が悪口を言われているように感じ、嫌な気持ちになります。
反対に、人を褒め続けると、自分が褒められているように感じ、自己肯定感が増します。
人の幸せを祈り続けると、自分も幸せになるのです。
情けは人の為ならず」です。

脳の仕組み③ 否定語を理解できない

脳は、否定語を理解できないと言われています。
「トランプ大統領を想像しないで下さい」と言われたら、大統領を想像しませんでしたか?
普段、大統領に抱いている感情まで出てきた人もいるのではないでしょうか。

脳にとって、「~してはいけない」は、「~しなさい」と言われていることと同じなのですね。
「失敗をするな」と言われると失敗する場面を想像し、「負けないようにしよう」と思うと負ける場面ばかり考えてしまいます。

「玉手箱を開けるな」と言われた浦島太郎が、箱を開けてしまうのも当然なのです。
玉手箱を開けることばかり想像して悶々としたでしょうから。

このように、脳は否定語を理解できません。
ですので、否定語ではなく肯定する言葉を使うように心がけましょう。

「ミスしたくない」ではなく、「成功する
「負けたくない」ではなく「勝つ
「不幸になりたくない」ではなく、「幸せになる、幸せだ

ここでもうワンポイント!
「成功したい」、「勝ちたい」、「幸せになりたい」といった願望系の言葉ではなく、

「成功する!」、「勝つ!」、「幸せだ!」のような断定した言葉を選んだほうが効果的です。

ぜひ、言葉の影響力と脳の仕組を理解して、幸せになりましょう!