生きづらさを改善できる人、できない人
私のところには、多くの生きづらさを抱える方が、お悩みの相談にいらっしゃいますが、面白い傾向がわかってきます。
最初の問い合わせや初めてのカウンセリングで、その人が話される言葉や行動を見ていると、
- この人は早く改善しそうだな
- 少し時間がかかりそうだけど、地道に取り組めばいい結果が出そうだな
- 今のままだと、改善はなかなか難しいだろうな
ということが、何となくわかるようになるのです。
改善できる人、できない人の違い
それでは、改善できる人とできない人の違いは何でしょうか?
それは。。。
「自分は変わりたい!」という気持ちが強い
ことです。
早く改善できる人は、
「方法はわからないけれど、ラクになるには自分を変えなければ。
変わる為には何でもするから、その方法を教えて欲しい!」
と熱意があって前向きです。
ですので、私のアドバイスに素直に聞いて下さり、ドンドン変わっていきます。
一方で、なかなか改善しなそうだな、と思う人には、次のような傾向があります。
- 「変わりたいけれど、カウンセリングに払うお金がもったいない」と、損をしたくない意識が強い
- 「カウンセリングを受ける時間がない」など、自分を変えたいことへの優先順位が低い
- 「もっと他に良い方法がありそうだ」と、情報ばかり集めて、実行しない
- 「自分はアダルトチルドレンだから生きづらいんだ」、 「いつも怒られて育ったから自己肯定感が低かったんだ」と、苦しさの原因がわかったことで満足してしまう
- 「どうせ、親がおかしくて、まともに育てられなかったら、自分は変わりっこない」とすねている
- 「自分がこんな風になったのは、親が悪いんだ」と親のせいばかりする
どのパターンも、「自分を変えたい、変わらなければならない」という熱意に欠けています。
これでは、たとえカウンセリングを受けても、私のアドバイスが心に届かず、成果は期待できません。
こういった方からカウンセリングを申し込まれると、場合によってはお断りすることもあります。
生きづらさを解消するには、「何をおいても変わりたい!」という強い想い、優先度の高さが不可欠なのです。
こんな人は早く改善する
①損得をきちんと考えられる人
クライアントさんの中には、ウツで仕事が続けられなくなり、生活保護を受けながら、カウンセリングを受けていた方がいました。
生活保護を受けながらの生活では、カウンセリング代は痛い出費でしょう。
でも、その方は、
「カウンセリングで自分を変えて社会復帰する。
そうしたらお金は稼げるようになるから、今はお金をカウンセリングに使って自分を変える!」
と強い意志を持っていました。
今、出費が痛くても、後々、自分の為になることを、よく理解されていたのです。
目先の損得に左右されず、自分にとって「本当の得」は何なのか、よく考えることが大切です。
②優先順位がわかっている人
1年近くも、「カウンセリングを受けたいけれど、なかなか時間が取れなくて。。。」と、先のばししている方がいます。
30代40代は、仕事や家庭など、忙しい方が多いです。
でも、時間は作ろうと思えば作れます。
クライアントさんの中には、会社の有給休暇を、全てカウンセリングに費やしていた方がいました。
その方にとっては、「カウンセリングを受けて改善する」ことは、他の何よりも優先順位が高かったのです。
やはり、カウンセリングを受ける・自分を変えたいことへの優先順位が高い方は、早く改善します。
③情報収集は程々にして、行動する
クライアントさんの中には、改善方法の知識をたくさん知っている方がいます。
でも、生きづらさは全然解消されない。
なぜなら、「あの方法が良さそうだ」、「この方法も効果がありそうだ」と、情報ばかり収集して、一向に行動に移さない、頭でっかちの心理オタクになってしまうからです。
どんなに知識がたくさんあっても、改善につながる行動につなげなければ、結果はでません。
一方で、知識は全然なくても、「カウンセリングを受ければ変わりそうだ」とすぐにカウンセリングに申し込まれる方。
このような行動力のある方は、私のアドバイスに素直に耳を傾け、実行されるので、ドンドン生きづらさが改善します。
まとめ
生きづらさを改善できる人、できない人の違いは、
「自分を変えたい、変わらなければならない」という熱意
を持っているか、いないかです。
ぜひ、「自分を変えよう!」と熱意を持って、カウンセリングを受けて頂きたいと思います。