一瞬でポジティブ状態になる方法
こんな経験、ありませんか？
- 失敗したことを何度も何度も思い出して、自分を責めてしまう
- 嫌なことを延々と考えてしまう
- 注意された上司の声が頭から離れない
- 「あんなこと言ってしまって、嫌われたかなあ」といつまでも気になる
アダルトチルドレン（ac）や対人緊張・対人恐怖がある人、ウツの人など、生きづらさを感じている人は、たいてい、マイナス思考にハマって抜け出せなくなります。
今回は、そんな悩みや不安を一瞬で消し、ポジティブな状態になる方法をご紹介します。
条件付け・条件反射でポジティブな状態を呼び起こす
今回、ご紹介するには、アンカリングという、「条件づけ・条件反射」を用いた方法です。
この、「条件づけ・条件反射」で、過去のポジティブ状態、最高な状態を呼び起こすのです。
例えば、訓練された犬に、人が手を差し出すと、「お手」をしますよね？
これが条件付けです。
訓練によって、犬は、人の手が出されると反射的に「お手」をしてしまうようになったのです。
私は、携帯から流れる地震警報の音に、とても強い恐怖心を抱きます。
東日本大震災直後は、1日に何度も携帯から地震警報が流れ、そのたびに、怖くて仕方がありませんでした。
その為、今でもあの音を聞くと、心臓をギュッと掴まれたような、脂汗が出そうな恐怖心がよみがえるのです。
これも、負のアンカリングです。
地震速報の音
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東日本大震災の記憶
と、条件反射で繋がってしまうのです。
このアンカリングを使うと、グルグル思考や不安から一瞬で抜け出し、自分をポジティブな状態にすることができます。
スポーツ選手のアンカリング
アンカリングで有名なのは、スポーツ選手のポーズやルーティン（決まった一連の動作）です。
例えば、イチロー選手がバッターボックスに立つとき必ず行うこのポーズ。
また、一時ブームになった五郎丸ポーズ。
このような、スポーツ選手の特徴的なポーズやルーティンは、アンカリングの代表例です。
高いパフォーマンスを発揮させるために、毎回同じポーズを取ることで、最高の心身の状態を作っているのです。
アンカリングのやり方
ステップ1：ステキだったこと、最高だったこと、良かったことを想い出す
- 親や学校の先生に褒められた
- 友達と、とても楽しく過ごした
- かけっこで１番になった
- 気持ちよく海辺に寝そべった
- 山から見た美しい景色
- 部活動でみんなと一緒に頑張った などなど
自分の人生で、
「ステキな体験だった。想い出すだけで心が落ち着く」
といったポジティブになれる瞬間を想い出して下さい。
ステップ2：最高の自分を表現するフレーズを作る
- 私はみんなに愛されている
- 私には、たくさんの魅力がある
- 私はどんなことでもできる
- 私は十分にリラックスできる
- とても気持ちが良い などなど
自分にとって、一番しっくりくるフレーズにしてください。
ステップ3：ジェスチャーを決める
- 握りこぶしをつくる
- 親指を立てる
- 自分を抱きしめる などなど
ステップ4：関連付ける
過去の体験と、フレーズ・ジェスターを関連付けます。
臨場感たっぷりに過去を想い出しながら、最高のフレーズを言い、ジェスターを取ってください。
フレーズとジェスチャーを同時に行った時に、過去の輝いていたときの気分を想い出せるようになるまで、何度も繰り返し練習します。
ステップ５：実践する
自信を失っている時、悩んでいるときなどに、フレーズとジェスチャーを用いて、最高の自分を取り戻して下さい。
まとめ
アンカリングを何度も繰り返し行うと、効果が強まります。
フレーズやジェスチャーが身体に沁み込めば、数秒でポジティブな状態の自分になれるのです。
ぜひ、自分にとって、しっくりくるアンガリングを作って、毎日の生活に取り入れて下さいね。