上手な人間関係を築くコツ(前編)
人間、誰しも人間関係で悩みます。
人間関係の問題が、人にとって最も重要なことになりがちです。
それは、私たちが1人で生きているのではなく、人と共に生きる社会的な生物だからです。
家庭内で、職場で、友達付き合いで、みんなが人間関係に問題を抱え、悩んでいるのです。
今回は、上手な人間関係を築くコツをご紹介します。
問題が起こるのは、「自然」なこと
まず、
人間関係で問題が起こるのは、ごくごく当たり前で、自然なこと
ということを、覚えておいてください。
人それぞれ、性格も、考え方も、やり方も違いますから、
思い通りに事が運ばず、お互いがストレスを感じるのは、当たり前のことなのです。
また、人は相手に対して、何らかの期待を抱きます。
例えば、疲れている時には、「優しい言葉をかけて欲しい」と思いますよね?
でも、相手が望み通り優しい言葉をかけてくれなければ、ガッカリしたり、
「なんで、優しい言葉の1つもかけてくれないのだ!」と怒りが生じたりします。
人は相手に色々な期待を抱きますが、相手は自分の思う通りには動きません。
望み通りの結果が得られなければ、ストレスを感じます。
さらに、期待をかけられた相手にとっても、その期待はストレスになります。
相手から、「優しい言葉をかけて!」と暗にプレッシャーをかけられたら、
時には「自分も疲れているのに!」と重荷に感じませんか?
このように、相手に期待することは、自分にも相手にもストレスを与えてしまいます。
- 人それぞれ、性格も、考え方も、やり方も違う
- 相手に対して期待を抱く
この2点から、人間関係では問題が起こるのは、当たり前で、自然なのです。
問題が起こったら
人間関係で、問題が起こるのは、自然なこと。
ですから、問題が起きた時、
「どうしよう!自分が悪かったのかな」
「あいつが悪いんだ!」
などと、焦ったり、自分や相手を責めることはやめましょう。
「問題が起こるのは当たり前なんだ。仕方がないことなんだ」
と捉えて、その上で、
「では、問題を解決するには、何をすべきか」
と、建設的に考え、実行するのです。
お互いの考え方が合わなくて問題が起こったのなら、よく話し合い、妥協点を探す必要があるでしょう。
「疲れているから、優しい言葉をかけて欲しい」と期待していたら、
「そっか、相手に期待しているのだなあ」
ということを、素直に認める必要があります。
このように、問題の原因を冷静に分析し、解決策を考えてみましょう。
「ちょうど良く」を目指す
全てが上手くいく、そんな人間関係はありません。
「全く問題を起こさないようにしよう!」
悩みがちな人は、そのように極端に走ってしまう傾向があります。
「ちょうど良く」
を覚えておいてください。
人と考え方が違っても、「ちょうど良く」妥協点を探す。
全く相手に期待を抱かないのは無理です。
過度に期待しすぎず、「ちょうど良く」相手に期待する。
この「ちょうど良く」バランスを取ることが、人間関係を良好にするために、大切なことです。
今回は、上手な人間関係を築くコツ(前編)をご紹介しました。
次回は、更に詳しく、コツをお伝えします。
お楽しみに☆