アダルトチルドレンのお悩み「親が依存・干渉してくる!」

 

コロナ禍の最中なので、少なかったとは思いますが、

この年末年始、親御さんにお会いになられた方、いらっしゃったと思います。

 

例年ですと、年末年始の前後で、アダルトチルドレンの方から、こんなお悩みが寄せられます。

  • 親に会うと、色々言われるので、帰省は気が重い
  • 親の意見を押し付けられて、嫌だ
  • グチなど、ネガティブなことばかり言ってくるので、気持ちが暗くなる
  • こちらの言い分を聞かないので、言いたいことを我慢してしまう
  • どうしたら、親と上手くいくのだろう
  • 今回の帰省も、やっぱり苦痛だった。
    口ゲンカになってしまった

 

親御さんが、子どもに依存的・過干渉だったり、

完璧主義な親で、自分が正しいと思う意見を押し付けてきたり、

親が傷つきやすくて、ちょっとしたこちらの言動に過剰反応してきたり、

グチや不満ばかり言ってきて、ストレスのはけ口にされたり。。。

 

帰省の時期になると、悩みが増えるアダルトチルドレンの方、多いのですよね。

 

今回は、そんな依存・干渉型の親御さんへの対応策を、ご紹介します。

 

 

自分の気持ちを、ハッキリと伝える

まずは、親の言動でストレスを感じることを、ハッキリと伝えて下さい。

  • そういう言われ方すると、ちょっと傷つくなぁ
  • お母さんのグチを聞いていると、私も気持ちが暗くなっちゃうんだ
  • 私の気持ちを受け止めてもらっていない感じがして、悲しいんだ
  • お母さんの言うことは正論かもしれないけれど、お母さんのようにはできないから、自分がダメな人間だと感じちゃうんだ

 

ポイントは、感情的にならず、責めるような言い方はしないこと!

あくまで、「自分はこう感じた」という事実を、率直に伝えて下さい。

 

この時、

「自分の気持ち伝えると、否定されそう」

「もっと強く言い返されそう」

「私の気持ちを伝えたら、親が傷つくかもしれない」

 

こんな想いを抱くアダルトチルドレンの方は、多いです。

アダルトチルドレンは、親の不適切な対応によって、

「自分の気持ちを伝える」

ということが、非常に苦手になっています。

 

でも、いつまでも自分の気持ちを伝えなければ、
親御さんは、あなたがどう感じているか、ずっと知らないままなのです。

 

ここは、勇気を出して、まずは自分の気持ち、ストレスを感じることを、伝える努力をしましょう。

直接、言うことが難しい場合は、LINEやメールで伝えても良いですね。

 

ただ、できるだけ、

  • 親が機嫌が良さそうなとき
  • 聞く耳を持っていそうなとき

を見計らって、伝えて下さいね。

 

 

こうしてもらえると、嬉しい

自分がストレスを感じていることを伝えたら、次は、

「こうしてもらえると、私は嬉しい」

を伝えます。

 

  • 私の気持ちを聞いてもらえると、
    「大切にされている、愛されている」って感じられるんだ
  • 何かアドバイスをくれるよりも、ただ見守ってくれるほうが、
    信頼されている感じがして、嬉しい
  • ダメだしではなく、励ましてもらったり、「頑張っているね」と肯定されると、
    勇気をもらえて、支えになるんだ
  • 私の言動に不安に思う時があるかもしれないけれど、
    口出しせずにいてくれたら、私は自立心が養われて、
    自分に自信が持てるんだ
  • グチや不満の話題では無くて、私はお母さんと楽しい話をしたいよ
  • お父さん、お母さんが私を誇りに思っていることがわかると、私はもっと力を発揮できて、頑張れるんだ

 

こういった、親のポジティブな言動を引き出すような言い方を、工夫してみて下さい。

 

自分がストレスを感じていることをハッキリと伝え、
「こうしてもらえると嬉しい」と言い方を工夫したことで、

親子関係が改善していくアダルトチルドレンの方、多いですよ。

 

 

何をしても、聞く耳を持たない親に対しては

残念ながら、こちらが適切な対応を取っても、

聞く耳を持たない親御さんも、一定数いらっしゃいます。

そんな場合は、今は距離を取ることをおススメしています。

 

でも、人は変わります。
今は、子どもの言うことに耳を貸さなくても、態度が軟化することはあり得ます。

 

ですから、「親は変わりっこないんだ」とは思わずに、

「今は、心の交流は難しい時なんだな」

と、軽く受け止め、心が触れ合える機会が来るのを、待って頂けると良いかなと思います。

 

今回は、親への対処法をご説明しましたが、

これは、親だけでなく、他の人とのコミュニケーションにも、もちろん応用できます。

ぜひ、試してくださいね。