自己肯定感の高め方:「自分はダメだ」を和らげる方法

 

カウンセリングにいらっしゃる方のほとんどは、

自分はダメな人間だ

と、自分のことを否定しています。

 

特に、何か失敗したりすると、

「自分がダメだから、自分が悪いから、上手くいかなかったんだ」

 

と、必要以上に自分を責め続けたり、

後悔し続けたりします。

 

いわゆる、自己肯定感が低い状態ですね。

 

あなたはいかがでしょうか?

いつも自己否定したり、自分を責めてばかりだと、苦しいですよね?

 

私も、うっかりすると、つい、自分を否定したり、責めたりしそうになります。

でも、なり始めにすぐに気づいて、

「おっと危ない、また自己否定したり、責めるところだった」

と、パッと手ばなすようにしています。

 

今回は、自己肯定感の高め方の1つ、

「自分はダメだ」を和らげる方法をご紹介します。

 

 

「自分」と「行為」を分ける

自己肯定感の低い方は、

「自分自身の価値」と、「行為」をごっちゃにしています。

 

つまり、何か上手くいったり、理想通りになれたらOK

失敗したり、理想と違うと、「ダメ」。

 

毎日の行動・行為の結果に一喜一憂し、

自分の価値も、その都度、変わってきてしまいます。

 

でも、これって辛くないですか?

いつも、「失敗しないように、上手くいくように」

と、気をはって、緊張していないといけません。

 

そして、

何か失敗したり、上手くいくだけで、

人間の価値が変わるのって、おかしくないですか?

 

そんなの、本当の価値ではないですよね?

 

人間の価値とは、日々の行動や行為で、左右されるものでは、無いはずです。

もし、そんなことで左右されたら、

 

1時間前のAさんは、笑顔で皆に挨拶したから良い人だったけど、

1時間後のAさんは、仕事でミスをして、
人に少し迷惑をかけたから、ダメで悪い人だ。

 

ということが、日々、起こってしまいます。

 

私たちは、自分自身に対し、

常にこのような厳しい見方・評価を下していることに、気づく必要があります。

 

そして、「自分自身」と「行動・行為」を分けるのです。

 

確かに、さっき失敗しちゃった。人にも迷惑をかけちゃった。

だから反省して、次は、そうならないように努めよう。

でも、今回失敗したからって、自分の価値は変わらないよ。

だって、今回失敗しても、自分の良いところはたくさんあるし、

これから、いくらでも良いことができるのだから

 

こう、思って頂きたいのでですね。

つまり、

 

問題があった行動・行為は正す。

でも、自分の価値は、そんなものとは関係なく、認める。

 

これが重要だということです。

 

自分自身と、行動・行為を切り離す

 

ということです。

 

こうすると、

「自分はダメだー」

と、自己否定や自責に終始するのではなく、

 

「失敗を繰り返さない為には、何をすれば良いのか」

という、健全な行動変容に繋がります。

 

健全な行動を起こせるようになると、

自然と自信がつき、

自己肯定感も高まります。

 

つまり、自己肯定感が高まる善循環が生まれるのです。

 

あなたは、いかがでしょうか?

1つ1つの行動・行為に厳しく目を光らせて、

上手くいかないたびに、自分を責めていませんか?

 

振り返ってみて下さいね。