内村航平選手に学ぶ「努力しても成功しないこともある」

 

今日のネットニュースで、体操の内村航平選手のことが記事になっていました。

 

確かに「成功しかなかった」競技人生だった。
19歳、団体と個人総合で銀メダルで世界デビューを飾った08年北京オリンピック。
09年世界選手権の個人総合で初優勝を果たすと、
12年ロンドン、16年リオ五輪まで勝ち続けた。
40連勝の金字塔に「良い思いしかしてこなかった」と認める。

 

 

それが崩れていったのがこの5年間だった。
両肩痛など、全身を襲う痛みが感覚を狂わせていった。
17年世界選手権で途中棄権して王者でなくなると、19年全日本選手権では予選落ちし、12年ぶりに日本代表の座すら失った。
16年12月に日本体操界初の「プロ」となった後の後退は、「プロは結果が求められる」と覚悟した身に、より響いた。その落日の日々の結末が、東京五輪だった。

 

先日の東京五輪、予選で鉄棒から落下して予選落ちとなったことは、皆さん、ご存知でしょう。

当然、失意を抱いた内村選手は、こう語っています。

 

「努力すれば成功するということしかなかった僕が、努力しても成功しないこともあると経験した。
望んではないですけど、でも、きっとそれは意味があることで。
失敗することって、スポーツに限らずに誰でもありますよね。
でも、決してそれを努力不足と捉えないで、現実としてそういうこともあると言うことで、それを伝えるのは大事なんじゃないかなと」

 

内村選手は、望んでいなかった結果も

これは現実なんだ

 

としっかり受けとめている、ということですね。

 

コラムでもよく書きますが、

思い通りにならない出来事、現実が苦しみではなく、

 

その現実を否定することが、

苦しみであり、生きづらさ

 

なのです。

 

今回は、内村選手を例に、

  • なぜ、努力すれば結果が得られると思ってしまうのか
  • 現実を受けとめるとは、どういうことか
  • 現実を受けとめると、どのように楽になるのか

 

といったことを、説明したいと思います。

 

 

努力すれば、必ず結果は得られる?

「努力すれば、必ず結果は得られる。成功する。想いは叶う。
 結果が得られないのは、努力が足りないからだ」

 

このようなことをおっしゃるアスリート・著名人・または学校の先生や親、多いですよね。

 

でも、これは誤りです。

「結果」とはどういうものか、知らない人のセリフです。

 

これは仏教の概念になりますが、仏教では、「偶然」はありません

結果が生じるからには、必ず条件・原因があるとされています。

 

「努力すれば、必ず結果が得られる」

と思っている方は、その結果が実る条件・原因が、

 

  • 努力のみ。あるいは努力が大半

 

と勘違いしているのです。

 

確かに、本人の努力は、結果が得られる大きな条件・原因ではあるでしょう。

でも、それ以外の条件・原因もたくさんあって、

様々な条件・原因が絡み合って、一つの結果が生じる

のです。

 

努力すれば必ず成功する

と思っている人は、成功が生じる条件・原因が多種多様、複数あることに、気づいていません。

つまり、現実がわかっていないのです。

 

その人の人生で、努力して成功した経験があったと思います。

そして、その経験は、恐らく大舞台での成功だったので、より、

「努力すれば、必ず結果が得られる」

と思ってしまったのでしょう。

 

でも、大舞台や大事な場面で、望み通り良い結果を得られた人でも、

人生では、たくさんたくさん、失敗したり、願い通りにいかないことがあったはずなのです。

そこには、目を向けていないのですね。

 

例えば、私は、フィギュアスケートの羽生結弦選手のファンです。

羽生選手は、大舞台で結果を出すことが何回かありました。

かなりの大舞台での結果ですから、多くの人の印象に残っています。

 

でも、そんな羽生選手も、多くの試合で、望み通りの結果を出せていません。

結構、失敗も多いです。

3年半前から、「4回転アクセルを飛ぶ」と明言していますが、未だ、達成されていません。

 

これが、現実ということです。

本人の努力以外の条件・原因が、様々あったということです。

 

大舞台や大事な場面で、望み通りの結果が得られることもあります。

それは、様々な条件・原因が上手くからみ合った時です。

 

でも、人生全体で考えてみれば、ほとんどが、思い通りになど、いかないはずです。

それは、自分ではどうすることもできない条件・原因が存在するからです。

 

 

現実を受けとめるとは

現実を受けとめるとは、この

自分ではどうしようもできない、条件や原因があることを、認める

ということです。

 

この現実を認められると、例えば努力の末、失敗したとしても、

「まあ、そんなものだよね」

と、気楽に受け入れられるようになります。

むやみに、自分を責めることはなくなります。

 

例えば、自分は好意を持って人に接しても、相手は、自分を嫌うことだってあります。

そんな時も、

「そんな時もあるよね。でも、私は適切な対応をしたのだから、私のせいではないはずだ。放っておこう」

と、自分を責めることなく、現実を受け入れることができます。

 

また、努力して思い通りの結果が得られても、

「自分の努力だけで結果が得られたのではない。
それ以外の様々な条件や原因が、たまたま嚙み合ったからだ」

と、冷静に結果を受けとめ、有頂天になることもありません。

 

このように、現実をあるがまま受けとめられるようになると、

物事に一喜一憂しなくなります

 

無理に「頑張ろう頑張ろう!」と努力するのではなく、

自分ができる範囲の、等身大の適切な努力をするようになります。

 

これは、楽ですよね。

無理がなくなるのです。

 

まとめれば、

自分の思い通りに物事は動かない

という現実を受けとめれば、人生、楽に生きられる、ということです。

 

あなたはいかがでしょうか。

努力すれば必ず結果はついてくる。
結果が出ないのは、努力が足りないせいだ。

と思っていませんか?

 

 

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