敏感で繊細な「HSP・HSC」って何?
あなたは、こんなお悩み、ありませんか?
✅ 大勢が集まる場にいると、気疲れしてしまう
✅ 電車など、人込みにいると気持ちが悪くなる
✅ 人の考えていることを察しやすい
✅ 相手の気持ちに共感しやすい
✅ 相手の感情に巻き込まれたり、自分ごとのように感じてしまう
✅ TVや映画、本などに感情移入しやすい
✅ 悲しい話や感動する話などを聞くと、勝手に涙が出てくる
✅ 人が怒られると、自分が怒られているように感じる
✅ 人が落ち込んでいると、自分の気持ちも沈む
✅ 相手の目線、仕草、表情などが気になる
✅ ちょっとした言葉で、すぐに落ち込んだり、傷ついたりする
✅ 感情の波が大きい
✅ 物事を深く考えたり、突き詰める
✅ 他のの人が気にしないような些細なことや、何気ない一言について、気になったり、色々考えこんでしまう
✅ 過去や将来のことを、あれこれ考えすぎてしまう
✅ 相手の機嫌や気分、気持ちの変化を敏感に察する
✅ 不安や恐怖を感じやすい
✅ 大きな音が苦手。音に敏感
✅ 冷蔵庫、照明など、電化製品の音や、時計の秒針など、些細な音が気になる
✅ 寝ていても、ちょっとした物音や、光、人の気配で目が覚める
✅ 体臭やタバコ、柔軟剤の香りなど、匂いに敏感
✅ 皮膚感覚が過敏。洋服がチクチクする
✅ 頼まれるとノーが言えない
✅ 人の目や顔色が気になって仕方ない
✅ 言いたいことを我慢してしまう
✅ 自分は人と違って、おかしいとか、ダメだと思ってしまう
✅ 子供が敏感気質で、腫物に触るように接してしまっている
✅ ちょっしたことで傷つく子供に対して、何をしてあげられるんだろう
✅ 様々なことに過敏で、学校でも浮いてしまっている子供の扱い方がわからない
これらは、
HSP(エイチ・エス・ピー)
HSC(エイチ・エス・シー)
の方が抱くお悩みの一例です。
最近は、
- 私、HSPなんです
- 子供がHSCで、対応に困っているんです
とおっしゃるクライアントさんが、増えてきました。
「世界一受けたい授業」
といったTV番組など、メディアで取り上げられる機会も多くなってきたので、
認知度が上がってきていますね。
とはいっても、
HSP?
HSC?
なにそれ?
という方も、まだまだ多いでしょう。
カウンセリングにいらっしゃる多くの方が、
HSP気質をもっていらっしゃるなあと感じます。
ですから、これを読んでいるあなたも、HSPさんかもしれません。
ぜひ、HSPとは何かを知って頂き、当てはまったら、対処していきましょう!
また、HSPさんでなくても、あなたの周りにいるHSPさんを理解できるよう、ぜひ、HSPのこと、知って下さいね。
HSP・HSCって何?
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非常に繊細で、敏感な「気質・特性」をもつ人(子供)の名称です。
身体でいう「体質」みたいなものですね。
アメリカの心理学者アーロン博士によって名付けられ、
5人に1人程度
が、当てはまると言われています。
最近は、「繊細さん」などと呼ばれたりも、していますね。
敏感すぎる、繊細すぎることで、生きづらさを感じてしまうことがあります。
例えば
- 人の表情や仕草などが気になる
- ささいな言動で動揺する
- 相手の感情や気持ちに巻き込まれやすい
- 音や光、ニオイを過敏に感じて苦痛になる
- 物事を深刻に考え込んでしまい、ストレスになる
このような気質を持つので、疲れやすくなるのも、HSPの生きづらさの1つと言えるでしょう。
HSPの4つの特徴
HSPの概念を提唱したアーロン博士は、
HSPには次の4つの特徴があると紹介しています。
あなたは、これらの特徴、持っていますか?
特徴1.物事を深く考える、情報を深く処理する
他の人がサラっと受け流しそうなことを、こだわって深く考えたり、掘り下げたりします。
「さっき、あんなこと言ったけど、相手を不愉快にさせたかな?」
と、必要以上に考え込んでしまったり、
考えてもどうしようもないことを、いつまでも考えてしまったりします。
更に、色々な方向から考えるので「スパっ」と結論出すのが苦手です。
人から「なんで、そんなに考え込むの?」なんて言われる人もいますね。
深く考えすぎて、他のことが手につかなかったり、体調を崩すこともあるでしょう。
また、想像力がたくましく、1つのことから、色々と想像を膨らませることができます。
このため、物事のデメリット面を想像しすぎて、不安を強く感じたり、慎重になってなかなか行動できないこともあります。
一言で言えば、「思慮深く、洞察力が鋭い」ということですね。
【HSPさんと、そうでない人の違い】
友達と食事に行こうかと話していたが、相手は
「ゴメン、家族のことで今、忙しくて、時間が取れないんだ。またね」
と断ってきた場面
▼HSPでない人の反応
そっか、今、忙しいんだ。 食事に行けないのは残念だけど、またの機会を楽しみにしよう! |
▼HSPさんの反応
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特徴2.刺激に敏感で、過剰に刺激を受けやすい
HSPの人は、
五感で感じる刺激や、場の雰囲気・相手の気持ち
などを敏感に察知します。
ですので、人が大勢集まる場所や、込んでいる電車内などは、刺激を受けすぎて苦手に感じる人が多いです。
私は、1日の中で携帯の電源を入れておく時間を制限したり、
時々、丸1日、携帯の電源を落として、外部からの情報を遮断して、刺激を受けすぎないようにします。
また、好きなこと、楽しいことをしていても、刺激で疲れてしまうことがあります。
例えば、友人と楽しく過ごしていても、気疲れして、家に帰るとドット疲れが出たりします。
更に、大きな音に必要以上に動揺したり、ニオイが非常に気になったりします。
特徴3.感情の反応が強く、特に共感力が高い
HSPさんは、感情が強く生じますです。
喜びや嬉しさ、感動などポジティブな感情も強く出る一方、
不安、恐怖心、寂しさ、悲しさ嫌悪感なども、大きく感じます。
そして、相手の気持ち・感情に強く反応し、共感することができます。
相手が落ち込んでいたら、自分事のように感じて自分も辛くなったり、
人が怒られていると、自分も怒られているように感じたりします。
つまり、
他人の言動や雰囲気に影響されやすい
ということですね。
ニュースやTVドラマ、映画、本などに感情移入しすぎてしまうことも。
特徴4.ささいで小さな刺激も察知する・感覚が鋭い
小さな刺激も、敏感に察知する能力があります。
例えば
- 冷蔵庫などの電化製品のわずかな音や、時計の秒針の音が気になる
- 他の人が気にしないニオイ(体臭、口臭、タバコ集、洗剤臭など)が苦痛に感じる
- 洋服のチクチクがダメ
- 痛みを強く感じる
夜、寝ていても、ささいな物音や、人の気配、わずかな光が気になって眠れない・目覚めてしまう、なんてことも。
また、細かいことが察知できるので、
相手の表情や声色、目線などの、小さな変化に気づけます。
個人的には、潔癖症のようなキレイ好きな人は、HSPのこの特徴がある人なのでは、と思っています。
外交的なHSPさんもいる!
繊細で敏感で、刺激を受けやすいHSPさんは、
刺激から遠ざかろうと、内向的になる人が多いです。
でも、一方で、外交的なHSPさんも、もちろんいます。
私もその1人です。
大勢の人がいるところは、私にとってエネルギーを吸い取られてヘトヘトに疲れてしまうにも関わらず、
刺激を受けること自体は好きなので、若い頃は、好んで大きな集まりに参加していました。
そして、帰宅して何日も寝込むなんてことも・苦笑
「怖がりなのに、お化け屋敷やホラー映画が好き!」みたいな感覚です。
また、人の気持ちを敏感に察しつつも、「ついうっかり」相手の気持ちを傷つけるような言葉が口から出てしまって、
後々、一人になって自分を責めることがあります。
外交的なHSPさんは、考え込んで結論が出ない時がある一方、
心の動揺を無視して、行動力が旺盛だったりします。
こんな、外交的なHSPさんは、本来の繊細さや敏感さを人から理解されず、
「大ざっぱ」とか「鈍感」という逆のイメージを持たれることすらあります。
自分の感じ方と、人からの評価のギャップに戸惑いをおぼえるHSPさんもいらっしゃいます。
今回は、HSP・HSCとは何か、をご紹介しました。
あなたはいかがでしたか?
あてはまりましたか?
次回は、HSPさんは、どんな生きづらさを抱えるのかをご紹介します。