「スーパースター羽生結弦」を演じる、羽生選手の「特性」とは?

 

まだ、北京オリンピックは終わっていませんが、

ここまでで一番、目を引いたのは、

 

羽生結弦のスター性

 

です!

 

スターってこういうものなんだなと、驚きをもって見ていました。

何をしても、人々の話題の中心となり、影響を与える。

 

日に日に高まる、日本と中国での熱狂ぶりは、目を見張るものがありました。

 

今回は、そんな羽生選手の「特性」をひも解きながら、

 

自分の特性を自覚して活用すれば、無理なく自分らしく生きられる

 

ということを、ご説明したいと思います。

 

 

スターを「演じる」特性

皆さん、お気づきだと思いますけれど、羽生選手は、スターを「演じて」いますよね。

ここに、羽生選手の特性が見え隠れしています。

 

※私がご紹介する「特性」とは、
主に、心理学の一つの分野である「エニアグラム」に基づいています。

 

羽生選手が生まれ持った特性の1つが、下記のようなものだと思います。

 

人の期待を敏感に察知し、それに応えようとする。

人の求めるイメージ像に、自分を近づけようとする。

人の期待に合わせて、「自分のなすべき役割」を定義し、それを全うしようとする。

 

羽生選手は、周囲が自分にスター性を求めれば求めるほど、

その期待に応じて、スターであろうとしていますよね。

 

時々、羽生選手は、

「羽生結弦でいることに、疲れませんか?」

という質問を受けていますが、

ご本人は、喜んで「羽生結弦」を演じていると、私は思います。

 

まあ、時には疲れることもあるでしょうけれど、
むしろ、期待されないほうが、羽生選手には、つまらない人生に感じるでしょう。

 

  • 皆さんの期待が力になる
  • 皆さんのために、4回転アクセルを飛びたい
  • 皆さんの夢が、僕の夢
  • 皆さんの願いを叶えてあげたい

 

このような言葉を、いつもいつも、羽生選手は口にされていますよね。

 

 

羽生選手は、ご自身のこのような特性を、よく理解されていると思います。

そして、その特性を、自分のためにも、人のためにも、うまく活用しているなあ、と感じます。

 

スターを演じる羽生選手は、自分の影響力の高さをよく理解しています。

そして、その影響力の高さを、「人に役立つように使おう」とされるのですよね。

 

昨日の記者会見冒頭で、こんな言葉がありました。

そして今回氷を作ってくださった方にも感謝を申し上げたいです

 

「そして」の前には、大会関係者、ボランティアの方々への感謝があるのですが、

明らかに、「氷を作ってくださった方」への感謝が、強調された言い方です。

 

これは、ショートプログラムで、氷の穴が原因でミスがあったことで、

「氷を作ってくださった方」が責任を持たないように、他の人から責められないように、という配慮であると思われます。

 

また、同じく冒頭で、優勝したネイサン・チェン選手を讃える発言をされました。

敗者が勝者を讃えるのはよくあることですが、

これも、ネイサン選手を気遣ってのことと、推察します。

 

現在、ネイサン選手は中国で、いわれのない批判を受けています。

中国メディアもネイサン選手に冷たく、優勝の事実をチョロっと掲載したくらいで、

あとは、羽生選手が優勝したかのような、羽生選手を絶賛する記事ばかり。

 

そんな中国国内での「反ネイサン」の空気を変えようと、発言されたことと推察します。

 

案の定、翌日(今日)の中国の新聞に、

「羽生選手がネイサン選手を讃える。2人は素晴らしい関係だ」

的な、羽生選手だけでなく、ネイサン選手にも好意的な記事が掲載された模様。

 

自分が発言することで、社会に大きな影響を与えることが分かった上での発言だと思います。

 

ぶっちゃけ、羽生選手は、「計算高く」もあります・笑

これも、生まれ持った特性の1つと思われますが、こちらは今回は割愛します。

 

とにもかくにも、羽生選手は、自分の特性をよく理解し、自覚した上で、

自分のためにも人のためにも生かしているでしょう。

 

 

タイプ「イチロー」と、タイプ「羽生」

ここで、特性の違いを、イチローさんと比較したいと思います。

羽生選手が国民栄誉賞を授与された際、一部では、イチローさんのことを持ち出して、コメントする人がいました。

「イチロー選手は2度も受賞を断って、謙虚であるのに、一方で羽生選手は・・・」

的な、批判めいたものです。

 

でも、イチローさんが受賞を辞退し、羽生選手が受賞を受けたのは、

2人の特性の違いが明確に出ていたと思います。

 

イチローさんの特性は、

外部は関係なく、ひたすら自分の目指すものを追い求める、求道的な生き方

だと思います。

まあ、コツコツ型の職人タイプですよね。

 

他の人は関係ないわけです。

あくまで自分の世界に生きている。

 

羽生選手も、そういった特性を持ってはいますが、

それ以上に強い特性が、

「皆さんのために」

です。

 

つまり、イチローさんは、意識が自分の中、内面に向かっているから、

そもそも、外部のことって、関係ないのですよね。

「国民栄誉賞」に、たいして関心が無いのでしょう。
そんなことより、自分の目指すべき理想のほうが、大切なわけです。

だから、自分が「国民栄誉賞」を受賞するに至っていないと考えれば、受賞はできないのです。

 

でも、羽生選手は、イチローさんと、そもそも特性が違います。

当時の発言を聞いていると、明らかに、自分のためだけに受賞したわけではないことが、よく伝わります。

 

  • 自分が受賞することで、今までのスケート界の先輩たちも報われる
  • 自分が受賞することで、今まで自分がお世話になった方へ恩返しができる
  • 自分が受賞することで、もっとスケート界に関心を持っていただける
  • 自分が受賞することで、復興への手助けができる

 

こんなことを考えていらしたことは、明白です。

つまり、イチローさんが自分の内面に意識が向くのとは対照的に、

羽生選手は、外に意識が向くタイプだということです。

 

これは、どちらが良い・悪いではありません。

単に、「生まれ持った特性」というだけです。

 

イチローさんも、羽生選手も、そういった自分の特性を理解し、生かしているからこそ、

お2人とも輝いているのですね。

 

イチローさんが、羽生タイプを目指してしまったら

羽生選手がイチローさんを目指してしまったら、

輝きは無くなり、ただ、苦しさだけが生じ、誰も幸せになれません。

 

人は皆、「生まれ持った特性」から逃れることはできません。

その中で、生きていくしかな無いのです。

でも、自分の特性を知り、理解すれば、自分も周りも、幸せになることができます。