ネガティブ感情が出たら、最初にすること
アダルトチルドレン(ac)、対人恐怖・対人緊張・対人不安・うつ
などの方は、毎日ネガティブ感情に苦しんでいるのではないでしょうか。
今回は、
ネガティブ感情が出てきた時に、最初にすること
をご紹介します。
感情に気づき、受けとめ、味わう
ネガティブ感情が出たら、まずやって頂きたいのは、
感情に気づいて、受けとめ、味わう
ことです。
感情は、受けとめないと、増幅したり蓄積されますが、
受けとめて味わっていくと、川の水のように、「サー」と流れるように静まっていきます。
とっても簡単ですよね?
でも、皆さん、これができないから、悩みや苦しみを大きくしてしまうんですよ~。
感じることが得意な感情・苦手な感情
実は、人はそれぞれ、感じること・直視することが、
得意な感情・苦手な感情
があります。
私にとって、悲しみは得意な感情です。
すぐに気づくことができます。
でも、自分が悲しんでいることに、気がついていない人もいるのです。
カウンセリングをしていくと、
自分が悲しみから目を背けていたこと、
どうして悲しみを感じないようにしていたのか、
が、わかってきます。
例えばある人は、
- 悲しみが大きいと、自分がどうなってしまうかわからない
- 自分をコントロールすることができなくなってしまう
と考えて、悲しみから目をそらしてしまうのです。
私は悲しみは得意ですが、恐怖は苦手です。
恐怖心を抱くと、そこから目を背けようと、やたらと行動したり、引きこもって何もしなくなったりします。
プロフィールに書いていますが、私は、10歳の時から、対人恐怖症がわかりました。
でも、対人恐怖があると理解できたのは、30歳になってカウンセリングを受け始めてから。
人とまともに話すこともできずに、どもったり、緊張したり、人目を避けて引きこもったりしていたのに、
「人が怖い、嫌われるのが怖い」
という恐怖心に、20年間気がつかなかったのです!
カウンセリングを受けて、自分が恐怖という感情が非常に苦手で直視できないことがわかるようになりました。
恐怖から逃げていると、いつまでたっても、恐怖心はなくならず、どんどん大きくなるんです。
でも、恐怖から目を背けていることに気づき、恐怖を受けとめるようになったことで、対人恐怖は治っていったのです!
感情から目を背けると・・・
感情から目を背けていると、本当の自分を生きることはできなくなったり、
私のように、いつまでも、逃げている感情に囚われてしまったりするのです。
「楽しい、嬉しい」などの感情は、味わっていて気持ちが良いものです。
でも、「不安、恐怖、悔しさ、寂しさ、悲しさ」
こういった感情からは、人は目を背けがちです。
目を背けると、その感情は抑圧されます。
抑圧すると、次のような、様々な症状がでます。
- 感情を麻痺させる
- 生きる活力が低くなる
- 不安、ウツにつながる
- 身体が不調になる
心身を健康に保つために、日頃から感情から逃げずに、感情を直視することが必要なのです。
アダルトチルドレンや男性、思考優位な人は感情に疎い
アダルトチルドレンの方や男性は、特に自分の感情に気が付くのが苦手な方が多いようです。
アダルトチルドレンは、子供の頃に辛い経験をしていますので、
その時の「苦しさ、辛さ、悲しさ、寂しさ」などの感情を抑圧してしまい、
感情を麻痺させてしまっているのですね。
男性の場合も、
「男は弱い部分を見せずに、強くあらねばならない」
といった教育を受けたことで、アダルトチルドレンの方と同様に感情を抑圧してしまうこともあります。
また、思考が優位な人、考えることが得意な人は、感情を思考でごまかしてしまう傾向があります。
感情から目を背けていた人は、
- 感情に気づく
- 感情を受けとめる
という感覚がわからないかもしれません。
そのような場合は、ぜひカウンセリングをお試しください。
練習していくと、感情に気づき、受けとめることができるようになっていきます。
ぜひ、ネガティブ感情が出たら、気づいて、受けとめて、味わってくださいね。