羽生選手と宇野選手から学ぶ
先週末は、羽生選手と宇野選手の話題で賑わっていましたね!
スポーツに興味薄の私も、フィギアスケートは子供の頃から好きで、楽しませて頂きました。
さて、TVを観ていて、心理カウンセラーとして、いくつか注目ポイントがありましたので、記事にしたいと思います。
- 意志(思考)の力の大きさ
- マインドフルネス的対応
- 逆境を受け入れて糧とする
- 感謝の心
1と2については、今までも書いてきたところです。
3と4についてもそろそろ書こうかなあと思っていたところでしたので、良いタイミングでした。
今回は1と2について、次回以降の記事で3と4について書きたいと思います。
意志(思考)の力の大きさ
羽生選手の金メダル獲得に、意志の力が大きく影響を与えていたであろうことは、多くの方が認めるところだと思います。
特に、フリー後半のスケーティングは、本当に気力の強さを感じました。
このブログでは、悩み多い人生になるか、幸せな人生になるかは思考によって決まると何度も書いています。
そのことを、羽生選手が体現してくれたなあ、と思います。
もちろん、金メダルを取ることが幸せなことだと言うわけではありません。
ただ、力を出し切り、本人の望み通りの結果になったことに、思考の力が影響しているとお伝えしたいのです。
羽生選手は、いつも強気で「必ず金メダルを取る」と断言していました。
他の選手の決意を上回る強い決意を持とうとしている、他の選手に「演技で負けない」ではなく、「決意の強さで負けない」と思っているような印象を受けました。
もちろん、羽生選手には、実力も経験も十分にあり、それらがあったからこその金メダル獲得ですが、他の選手の中にも、金メダルを獲得できる実力や経験を持っていた選手はいたはずです。
しかも、羽生選手は怪我という大きなハンデを負っていたのですから、むしろ他の選手のチャンスは大きかったと思われます。
でも、意志(思考)の力が、羽生選手は他の誰よりも勝っていた、そこに勝敗のカギがあったように思われてなりません。
「必ず金メダルを取る」と思考し続けたことで、脳が、「金メダルは取るものだ」と思い込み、実現すべく働いたのでしょう。
思考によって人生が変わる、そのことを強く感じました。
ぜひ皆さんも、悩み多い人生ではなく、明るい人生を歩めるよう、思考に注目して下さいね。
私も改めて勉強になりました。
マインドフルネス的対応
マインドフルネスについても、ブログで何度か書いていますが、私的には、
今、この瞬間に、思考していることや五感で感じていることを観察して気づき、解釈もコントロールもせずにそのまま受け止め、手放すこと
と定義して紹介しました。
羽生選手も宇野選手も、このマインドフルネス的な対応が目立ちましたね。
感情が高ぶりがちな状況でも、常に冷静な客観的視点を持ち、「今ここ」に集中して、結果を出していたと思います。
特に、宇野選手の次の発言が、まさにマインドフルネスだなあと感嘆しました。
初めてのオリンピックだからといって、「緊張しないように」とか、「何かをしないように」ということを何も考えないで、感じたものを何も拒まず、緊張したら緊張したままやろうと思っていた(んですけど、最後まで何も特別な思いはなかったです)。
いや、大物!
私なぞは、そのようなマインドフルネス状態を努力して保とうとしているのに、こんなに自然にできる人っているのだなあと、本当に驚きました。
マインドフルネスを努力してやろうということが既に違うのか?力みがはいっているのだろうか?と考えさせられました。
まとめ
羽生選手も宇野選手も、心理学的に参考となる言動が多くて、勉強になりました。
特に、今回記事にした、思考の力とマインドフルネスは、メンタルケアにはとても重要な要素ですので、成功する人・結果を出す人は、自然と身に着けているのだなと気が付かされます。
次回は、「逆境を受け入れること」と「感謝(と慈悲)」について書きたいと思います。
この2点も、メンタルケアには非常に大切な要素のなりますので、参考になさって下さい。