ボディセラピーで自律神経が整います
さて、今回は自律神経のお話です。
トップページに書きましたように、身体と心は密接に影響し合っています。
特に、自律神経の働きは、メンタルに大きく影響します。
ブログでは、「悩みの原因は思考」と何度となく書いていますが、自律神経が乱れると、思考はネガティブなものになりがちです。
自律神経が安定している時なら気にならない事も、自律神経が乱れていると、不安に感じたり怒りを覚えたりしてしまいます。
自律神経の乱れは、身体の不調だけでなく、不安症やウツ病などメンタルの病気にまで発展することがあるので、注意が必要です。
ボディセラピーで自律神経が調います
カウンセリングでは、エネルギー状態を観て、自律神経を調えるボディセラピーも行っています。
先日、親戚のおばあちゃんが、
加齢で骨と骨の隙間がつぶれて腕が上がらない。
病院に行っても、もう歳だから対処しようがないと言われて痛み止めを処方されるだけ。
と言うので、1週間ほど、毎日ボディセラピーをしてあげました。
(私、メンタルに関するボディセラピーだけでなく、一般的な身体の不調に対するボディセラピーもできます。)
すぐに効果が出て、痛みは消え、腕は大分動くようになりました。
でも、腕の施術効果よりも、もっと驚いたことが!
セラピーを始めて5分後には、おばあちゃん、ウツラウツラし始めて、施術中、ずっと寝てしまうのです。
実はこのおばあちゃん、長年不眠に苦しみ、ここ数年は毎日、睡眠導入剤を飲んで寝ているほど。
そんな、筋金入りの不眠持ちのおばあちゃんが、セラピーをすると、たちまちリラックスして、眠気を抑えきれない。
夜もグッスリ眠れたそうで、腕への効果よりも、不眠への効果に、おばあちゃんはビックリしていました。
更に、やたらとオシッコが近くなる、昼間あくびが連発するなどの症状が出たそうです。
これは、自律神経が整ったことで起きた好転反応ですね。
今回は、腕を観ただけだったので、ここまで自律神経が整うのは予想外でした。
私のカウンセリングでは、ほとんどの方が心理カウンセリングを希望されますので、ボディセラピーは人気薄です。
でも、ボディセラピーは自律神経が整うので、おススメです!
ぜひ、ご利用ください。
自律神経の働き
ここで、自律神経について、簡単に説明したいと思います。
自律神経は、呼吸や消化など、身体機能を正常に保つための働きをする神経系で、自分の意思とは無関係に活動します。
自律神経は、交感神経と副交感神経という、相反する働きをする2つの神経から成り立っています。
交感神経は活動時に優位となり、副交感神経はリラックス状態や睡眠時に優位になります。
この両者のバランスが取れることで、昼間は活発に活動し、夜はリラックスして眠れるのです。
ところが何らかの原因で両者のバランスが崩れると、夜になっても交感神経が優位で眠れない、昼間に副交感神経が優位になって眠気や無気力、倦怠感などを感じるなどの不調が出て、酷くなると自律神経失調症になってしまうのですね。
年齢とともに副交感神経の働きが低下する
子供は、うるさい場所でも、苦しそうな体勢しか取れない場所でも、眠たければ寝てしまいますよね?
それは、子供の頃は副交感神経の働きが高いためです。
歳をとると、副交感神経の働きは低下していきます。
高齢の方が、寝つきが悪くなったり朝早く目覚めるようになるのは、この為です。
一方で、交感神経の働きは、加齢の影響を受けないそうです。
つまり、何の対策も講じないと、年齢を重ねるほど交感神経が優位の状態が長くなり、自律神経のバランスが崩れていくのです。
自律神経を調えるには呼吸法がおすすめ
以前にも紹介しましたが、丹田を意識したゆっくりとした呼吸法は、副交感神経を優位にし、心身をリラックスした状態にしてくれます。
鼻から丹田に流れるように息を吸い込み、今度は丹田から鼻へ流れるように息を吐いて下さい。
丹田を意識すると、自然とリラックスしやすい腹式呼吸になります。
まとめ
自律神経は、大きくバランスを崩してしまうと回復は難しくなります。
先日、貴乃花親方がTVで、次のようにおっしゃられていたのを覚えている方も多いのでは?
現役時代に怪我で自律神経がいかれてしまって、夏でもマフラーが手放せない
現役を引退されてから大分時間は経っていますが、回復されていないのですね。
このように、大きくバランスを崩すと元に戻すことは大変になりますので、日頃から自律神経のバランスを調え、メンタル不調を予防しましょう。