思考パターン・価値観の修正方法②
長年、心身に沁みついた思考パターン・価値観を修正する方法、第二弾です。
第一弾も振り返ってみて下さいね。
悩みがちな人は、自己肯定感が低いです。
言い換えると、いつも自己否定して、自分を批判しています。
自己否定とは、価値観です。
「自分はダメな人間だ」という価値観を持っている為に、自分を否定してしまうのです。
- また三日坊主になってしまった。自分は意思が弱い。
- ママ友と仲良くできなくて情けない
- 私は価値がない人間だ。人に嫌われて当然だ etc
自己肯定感を高めることで、悩み体質を変え、人生を楽に生きることができるようになります。
ではなぜ、「自分はダメだ」という価値観を持ってしまうのでしょうか。
それは、子供の頃に肯定されず、否定されて育ったからです。
上のような自己否定の言葉が思い浮かんだなら、それは子供の頃に親などから言われた可能性が高いです。
子供の頃にどのような体験をして、今の自己肯定感の低さにつながっているのかを紐解くには、カウンセリングを行う必要がありますので、説明は省略します。
この記事では、自己肯定感を高め、「自分はダメな人間だ」という価値観を変える方法を簡単にご紹介します。
ポイント
ポイントは前回と同じです。
1.気楽に気長に取り組む
長年、心身に沁みついた思考のクセを修正するのですから、繰り返し繰り返し行う必要があります。
効果がすぐに出る人もいますが、なかなか効果を感じられなくても、めげずに、気楽に、気長に取り組んで下さい。
2.紙に書く&声に出して読む
頭で考えるだけでなく、脳にしみ込ませるように、紙に書き出したり、声に出して読んで下さい。
自分の好きなところを増やす
あなたは、自分のどんなところが好きですか?
どのくらい、自分の好きなところを言えますか?
私は、自分のこんなところが好きです。
- 裏表がなく、人に平等に接する
- 強い意志、主張、行動力がある
- 上昇志向が強く、常に自分を成長させようと努力する
- 逆境や困難に挫けないで立ち向かう
- 情に厚く、困った人をとことん助けようとする
- 明るく元気で、周りの人を楽しませることができる etc
ぜひ、自分の好きなところを紙に書き出して読んでみて下さい。
自己肯定感を高める為には、自分を好きになる必要があります。
常に、自分の好きなところを発見し増やせるよう、自分にフォーカスして下さい。
そして、昨日より今日、今日より明日、もっと自分を好きになれるよう、自分を認め、受け入れましょう。
定期的に紙に書き出して、好きなところが増えたかチェックすると良いですよ。
小さな成功体験を積み重ねる
成功体験を積み重ねることで自信がつき、自分を好きになれます。
大きな成功でなくて良いのです。
日常の、ごくごく小さい体験で十分です。
毎夜、1日を振り返って、今日できたことを紙に書き出して下さい。
できれば、昨日までの自分ができなかったことを、ピックアップできると効果的です。
- いつもより5分、早く起きることができた
- 嫌いな人に笑顔で挨拶できた
- 電車で席の割り込みをされてイラっとしたけれど、「この人は風邪で熱があって辛いのかもしれない」と考えることで、慈しみの心が芽生えた
- 妻のグチに対して解決策を言いそうになったけど、グッとこらえてグチを聞いてあげた
そして、成功したことを、思いっきり褒めてあげて下さい。
小さい子を褒めるように、手放しで褒めて下さい。
褒める言葉も、心で思うのではなく、紙に書きだしたり、声に出したほうが効果的です。
- 頑張って早起きできたんだ。偉かったね
- 理不尽に席の割り込みをされても、冷静に相手のことを考えてあげられたんだね。良くできたね。
- 奥さんの気持ちを受けとめてあげたんだね。奥さん、嬉しかっただろうね。
まとめ
自己肯定感が低い、すなわち自己否定する人は、「自分はダメな人間だ」という価値観を子供の頃に作ってしまっています。
小さな成功体験を積み重ね、自分を好きになることで、この価値観を書き換えることができます。
ぜひ、毎日、続けてみて下さいね。