アダルトチルドレン「正しさに囚われる」

アダルトチルドレンの人が陥りやすい特徴をご説明していますが、今回は、正しさに囚われる傾向についてご紹介したいと思います。

 

価値観は人それぞれ

人は、それぞれ異なる価値観を持っています。
そして、その価値観を、「正しい」と思い込んでいます。
正しいと思うからこそ、価値観を作って自分の核としているのですね。

心が柔軟な人ほど、「正しさ」への囚われが少ないものです。
自分の価値観と異なる価値観に出会っても、それを受け止める度量があります。
一方で、アダルトチルドレンの人は自分の価値観に囚われてしまい、自分の価値観しか受け入れることができず、「正しさ」に振り回される傾向があります。
「自分の価値観とは異なる価値観を持つ人」=「間違っている人」ととらえ、許せなくなってしまうのです。

ここ数か月、貴乃花親方が世間を賑わしていますよね。
少し前までの貴乃花親方は、「自分の考え方こそが正しい」と言わんばかりの言動をされていました。
「暴力を排除したい」という想いは共通して持っていても、そのための方法については、人によって様々な考えがあるはずです。
でも、貴乃花親方の言動を見ていると、「自分とは違う考えの人は間違っている」と思っているように見受けられました。

貴乃花親方に限らず、自分の正しさに振り回されて、周囲の人といさかいを起こしたり、人間関係を壊してしまう例は、非常に多いですよね。
人は、皆それぞれの正しさを持っています。
あなたの正しさが他の人にとっても正しいとは限らないのです。
正しさと正しさがぶつかると、争いになってしまいます。

正しさの裏にあるもの

「自分は正しい」と主張したい時には、その裏に本来の欲求が隠れている場合が多いです。

部署が異動になったAさんは、新しい部署のいい加減な上司が許せませんでした。
頻繁にスマホを見ていたり、同僚とおしゃべりをしたり、Aさんから見ると怠けてばかりのように見えました。
Aさんは、「仕事は一生懸命やるべきだ。お給料をもらっているのに、きちんと仕事をしないなんて許せない。」と憤り、上司とはほとんど会話もしないようになります。
とうとう、人事に上司の仕事ぶりを訴えました。

カウンセリングで、Aさんの想いが明らかになっていきます。
実は、Aさんが配属された部署は、社内では陰で窓際と呼ばれている部署で、そのような部署に異動になったことを、Aさんは屈辱に感じていました。
「こんな部署、不要ではないか」という声まで社内にはあり、その部署にいる自分も「会社に必要ない人間だ」と言われているように思えたのです。
窓際と呼ばれる部署だけあって、仕事量も多くはありません。
上司のようにゆったり仕事をしても問題なかったのですが、Aさんは他部署に対抗するかのように、必死で仕事を見つけて働きました。
社内で必要ある人材だと思われたかったのです。

そんなAさんの横で、上司は気楽に過ごしている。
これでは、他部署の人に、「やっぱり窓際だ」と思われかねません。
Aさんは上司に対して、「仕事は一生懸命やるべきだ。お給料をもらっているのに、きちんと仕事をしないなんて許せない。」と思っていましたが、本心は、「自分の評判を落としかねない上司を許せない」、「社内で有用な人間だと認められたい」だったのです。
仕事を一生懸命にやる・やらないに拘っていたのではなく、自分の評価を上げたかったのです。

Aさんの例のように、正しさに囚われている時は、裏に本来の願望が隠れている場合が多いです。
貴乃花親方の場合も、「暴力を根絶すべきだ」の裏に、「自分をもっと認めて欲しい」とか、「自分の想い通りに理事会を動かしたい」など、何らかの願望があるものと想像します。
素直に「暴力を根絶したい」と思っているだけでしたら、積極的に周囲の人と協力して、実現に向けて動いていたでしょう。

まとめ

人は誰しも、「自分は正しい」と思いがちです。
でも、「正しい」と「正しくない」に分けられることなんて、ほとんどないと思います。
単に、視点の違いということも多いものです。
そして、「自分こそが正しいんだ!」と強く思う時には、裏に何らかの願望が潜んでいるはずです。
アダルトチルドレンが正しさに囚われがちということは、裏にある本来の願望が強いということでもあります。
その本来の願望にも気づいて下さいね。

 

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