悩みの悪循環を断ち切る2つの方法
アダルトチルドレンは、悩みの悪循環に陥っている人が多いです。
- 自分も忙しいのに、また人からの頼みを断れなかった。。。
- 怒りが抑えきれず、また人間関係を壊してしまった。。。
- 自信がなくて、結局、行動できない。。。
- 新しい事にチャレンジしたくても、不安で足を踏み出せない。。。
しばらくすると悩みは落ち着くから、問題をうやむやにする。
でも、また同じような悩みが発生する。
こんなことを、何年も、何十年も、繰り返している人もいます。
なぜ、同じ悩みを繰り返すのか?
それは、考え方のクセ、思考パターン、価値観が変わっていないからです。
例えば、人の頼みを断れない人。
次こそは断ろう!と決意するでしょう。
でも、しばらくすれば、また断れなくなります。
それは、表面的な部分で、変わろうとしているからです。
その人は、「断ると嫌われる」という考え方のクセ・価値観を持っているのかもしれません。
すると、表面的な部分で決意して変わろうと思っても、クセに引っ張られて、変わることができなくなります。
「嫌われるかもしれない恐怖」が、決意を上回ってしまうのです。
ちょっと専門的に解説すると、「顕在意識」で改善しようとしているのです。
顕在意識とは、無意識(潜在意識)と逆で、自分で考えていることを自覚できる意識です。
お腹すいたなあ、
眠いなあ、
今日はどんな料理を作ろうかな?
あのドラマ面白かったな。
こういった、私達が「思考」と呼ぶものは、ほとんど顕在意識で考えています。
一方で、考え方のクセや価値観は、無意識(潜在意識)の部分に存在しています。
無意識(潜在意識)は、心の奥深い層にひそんだ意識で、普段、自分ではなかなか自覚できません。
でも、日常の考え方や行動に強く影響を与えます。
無意識(潜在意識)は、意識全体の約9割を占めていると言われていて、私達は、気がつかないうちに、無意識(潜在意識)に操られているのです。
だから、次こそ断ろう!と決意しても、考え方のクセや価値観に操られ、改善できないのです。
悩みの悪循環を断ち切るには、考え方のクセ・思考パターン・価値観を変える必要があります。
顕在意識の部分で改善しようとするのではなく、無意識の部分で変えなければならないのです。
考え方のクセ・価値観を変えるには、主に2つの方法があります。
悩みの悪循環を断ち切る方法①
考え方のクセ・価値観がどうして作られたかをひも解き、その原因を癒して変える方法です。
考え方のクセ・価値観の多くは、子供の頃に作られます。
特に両親の影響が大きく関わります。
例えば、子供の頃、いつも否定されたり怒られたりしていると、だんだんと自信を失っていきます。
何かやろうと思っても、
「どうせ自分はダメ人間だから、できっこない」
などと思い込むようになります。
一方で、気持ちを尊重され、丸ごと受け人れられて育っと、自己肯定感が高まり、「自分はこれでOKなんだ」という感覚をいつも持っことができます。
すると、新しいことにチャレンジする時も、「きっとできる」とワクワクして取り組むことができます。
このような考え方のクセ・価値観が作られた原因を理解し、その時の気持ちを受けとめて癒すことで、変えることができます。
悩みの悪循環を断ち切る方法②
原因は探らず、何度も脳に言い聞かせて、ダイレクトに考え方を変える方法です。
例えば、「自分はこのままの存在で良いんだ。大丈夫、できる」
こういった自分を肯定する言葉を、書いたり言い聞かせたりして、脳にしみ込ませるのです。
また、朝起きた時、夜寝る時など、明るい前向きなイメージを意識的に持つようにする。
これは、顕在意識に働きかける方法ですが、何度も何度も繰り返すことによって、無意識(潜在意識)も変わっていきます。
カウンセリングでは、主にこの2つの方法を取り交ぜながら、考え方のクセ・価値観を変えて、ラクに生きられるようにサポートします。
あなたは、何度も同じ悩みで苦しみたいですか?
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変わりたい方は、ぜひご相談下さいね。