宇野昌磨選手に学ぶ「本当」の自己肯定感
あなたは、
自己肯定感
が、どんなものか、わかりますか?
私は、カウンセリングでよく
「自己肯定感」ってどんなものだと思いますか?
と質問します。
たまに、正解を言って下さる方がいますが、
ほとんどの方は、答えに困ってしまいます。
- 自己肯定感を高めよう
- 自己肯定感って大切
なんて、よく耳にしますよね?
でも、自己肯定感がどんなものか、
そもそも、
ほとんどの人はよく分かっていないんです。
自己肯定感がどんなものか、わからなければ、
高めようも、大切にしようもありませんよね?
「自己肯定感」を勘違いすると苦しみます
- なんだか、とっても「良い人・善い人」にならなきゃ
- いつも自信満々でいられる
- 色んなことを、ミスなくパーフェクトでこなせる
- たくさんの人に好かれる
- とにかく、毎日を楽しんで幸せでいないと!
こんな風に、勘違いしてるクライアントさんは、とても多いです。
でも、こんな考えをして、こんな自分を目指してしまったら、
かえって自己肯定感は低くなり、苦しむことになります。
宇野昌磨選手の自己肯定感
先日、 ISU(国際スケート連盟) のホームページに、
宇野昌磨選手のインタビューが掲載されていました。
英語で記載されていたので意訳になりますが、
大まかには、次のようなことを、おっしゃっています。
昨シーズン、自分は、弱い面も強い面も、両方持っていることに気がつきました。
これまでは、自分の弱い側面を認めたくなくて、
常に強い自分でいようと努めていました。
でも、シーズンが進むにつれて、強い自分ばかりでないことに気がつきました。
強い面・弱い面の両方を持ち合わせていたんです。
重要なことは、
「自分には、強い面も弱い面も両方ある」
ということを、受け入れることです。
一流のアスリートは、大抵、同じようなコメントをしています。
羽生選手も、平昌オリンピック後のインタビューで、
怪我で練習できない不安を、どう乗り越えたのか
と聞かれた時も、
乗り越えようと思わなかった。
辛いなら辛い、不安なら不安と、そのまま認めただけ。
とおっしゃっていました。
共通しているのは、
- 弱い自分を強くしなければ
- 強くあらねば
と無理するのではなく、
あるがままの自分
を、正直に認め、受け入れていることです。
本当の自己肯定感とは
本当の、本物の自己肯定感とは
- 長所も短所も全て受け入れ、
「自分はこれでOKだ」
「今のままで十分だ」
と思うこと - 自分の好きな部分も、嫌いな部分も、
都合の良い点も、都合の悪い点も、
そのまま認めること - 自分のあらゆる面、
自分に起こるあらゆる出来事を、
否定せず、肯定(調和)すること
一言でまとめると、
「あるがままの自分」をそのまま受け入れること
ですね。
- 人とあまり仲良くできない自分
- いつも不安で不安でイッパイの自分
- すぐにイライラしたり、怒ってしまう自分
- パートナーに優しくできない自分
- 理想的な親ではない自分
- ワガママだったり自分勝手な自分
- 人に迷惑をかけてしまう自分
こういった、見たくない自分も、
ぜ~んぶOK!
だって、これが自分なんだもん。
こんな自分で十分!
と思えること
これが自己肯定感です。
自分の身に起こる「出来事」や「過去」も肯定する
自己肯定感を高めるには、自分自身のことだけでなく、
- 自分の身に起こる出来事
- 自分の過去
も、全て受け入れる必要があるのです。
たとえば、人間関係のゴタゴタに巻き込まれることってありますよね?
そういう時に、
「ゴタゴタに巻き込まれたくない、嫌だ!」
と否定すると、
自己肯定感を低くします。
生きていれば、そんなこともあるよね~
と、否定せず、そのまま受け入れてしまえば、良いだけなんです。
また、今までに生きてきた過去が辛くて、
それを否定したり、認めたがらない人もいます。
特に、
アダルトチルドレン(ac)・毒親育ちの人は、
自分の過去や親
に恨みを持っていることも、少なくありません。
でも、それでは、いつまでたっても、苦しいままなんです。
否定せず、
- 辛かったけれど、その経験があったから、今の自分があるんだよな~
- 親はホントに勝手だったけど、その分、人生経験できたな~
こんな風に、過去を肯定することができると、自己肯定感が高まって、
幸せに生きることができます。
でも、このコラムを読んでも、すぐには、あるがままを受け入れられないですよね?
そんな方は、ぜひ、カウンセリングを試して下さい。
具体的に、自己肯定感を高めるコツをお伝えします。
自己肯定感を高め、
「本当の幸せ」
を体感して下さいね。