自己肯定感を高めるコツ「●●に縛られない」

 

自信を失い、自己否定して、自分を責めてしまうこと、よくありませんか?

  • 人と上手く付き合えない自分はダメ
  • 誰とでも明るく話せない自分はダメ
  • いつも失敗して、仕事ができない自分はダメ
  • 子育てがうまくできない自分はダメ
  • 怒ってしまう自分はダメ
  • こんなに不安を感じる自分はダメ  etc

 

このように、いつも自己否定して、自分を責めるクセ、ついている方、多いと思います。

自己否定しまう時は、自己肯定感が低くなっています。

自己肯定が低い=自分を肯定できない、
自分を受容できていない状態ですね。

 

自己肯定(自己受容)とは、「あるがままの自分を受け入れる」ことです。

 

文字に書くと簡単なようですが、「あるがまま」を受け入れるって、訓練しないと結構、難しいです。

私も日々、「あるがまま」を受けれる努力をしています。

 

「あるがまま」の自分、等身大の自分を受け入れることが、「自己肯定感」です。

 

上記のように、自己否定したり、自分を責めている時は、等身大の自分を認めていません。

では、どうして、等身大の自分を認められないのでしょうか?

 

理想が高すぎる

それは、理想が高すぎるためです。

  • 人と上手く付き合えない自分はダメ

と思っている人は、物凄くコミュニケーションが上手い自分、
誰とでも、どんな人とでも仲良くできる自分を理想としています。

 

そして、その理想にそぐわない自分を「ダメだ」と否定しています。

 

  • いつも失敗して、仕事ができない自分はダメ

と思う人は、人間は失敗しないもの、いつも必ず成功し、上手くいくこと、と勘違いしてしまっています。

また、非常に有能なビジネスマンを理想化して、その理想と比べて、「今の自分はダメ」となっています。

 

  • 怒ってしまう自分はダメ

と、怒った後に自己嫌悪に陥る人は、「絶対に怒らない人」という理想を掲げています。

でも、「怒らない人間」なんて、世界中どこにもいません。

だから、理想通りでない自分を責め、また怒っている他人も否定したりします。

 

どのパターンも、

無理な理想を掲げ、その理想に達していない自分、理想とギャップのある自分

を受け入れることができずに、「自分はダメだ」と自己否定します。

つまり、高すぎる理想に縛られて、苦しんでいるのです。

理想と現実は区別する

理想は、持っても良いんですよ。

理想を持つことで、人は、より良い人間へと成長することができます。

でも、

理想は理想。現実は違っている

ということを、よく理解しておく必要があります。

 

カウンセリングで良くお話する例ですが、

小学生の子が、「プロ野球選手になる」という理想を持っているとします。

小学生のその子は、理想と違って、今はプロ野球選手ではありません。

プロ野球選手と比べたら、月とスッポンくらい、実力差があるでしょう。

だからと言って、その子は、

プロ野球選手ではない自分、
プロ野球選手になれるほどの実力が全く無い自分はダメだ

などと、自己否定するでしょうか?

 

「プロ野球選手になりたい!」という理想は理想として持ちながら、
小学生活を楽しんでいますよね。

 

つまり、理想と現実は違うということを、よく理解しているのです。

 

これと同じことを、自分自身に対して、行う必要があります。

「こうなりたい自分、こうであって欲しい自分」

その理想は、現実とかけ離れていないか。

かけ離れた自分から、現実の自分を見下ろして、ダメ出ししていないか

 

そのことを、よく考えてみて下さい。

そして、まずは現実の自分、等身大の自分、あるがままの自分を見つめて下さい。

 

小さい目標を立てる

理想は大きくても構いませんが、日々の生活では、

小さな目標

を立てることが大切です。

 

例えば、「プロ野球選手になる」という理想を抱く小学生の場合、日々の目標は、

  • ランニングなどを行って基礎体力を上げる
  • 毎日、素振り50回を行って、バッティングフォームを整える
  • 上手い人プレーを研究する

などといったことになるかと思います。

 

人と上手く付き合えるようになりたいなら、日々の目標は、

  • 笑顔でこちらから、挨拶してみる
  • 話すのは苦手だから、まずは聞き上手を目指す など

 

仕事をそつなくこなしたいなら、

  • to do リストの活用で失敗を減らす
  • 業務が上手くこなせるよう、上司にアドバイスを求める
  • パソコンスキルを上げる

などなど、できることから、取り組んでいきます

 

怒らない人間を目指すなら

  • まずは、10回に1回、怒りを抑えることを目指す
  • 怒りを感じた時のストレス解消方法を考えてみる
  • アンガーマネジメントを勉強してみる

など、対処方法を実行していきます。

 

このように、理想は理想として掲げながら、日々の生活では、

小さい目標を立てて、それを1つずつクリアしていきます。

 

そうすると、目標を達成できた喜びや自信も出て、自己肯定感につながっていきます。

 

まとめ

自分に自信がない方、すぐに自己否定してしまう方、
「高すぎる理想」に縛られていませんか?

まずは、自分が高い理想を掲げていることに、気づいていきましょう。

そして、理想は理想、現実は現実と受け止め、理想に向かって、できることから一歩ずつ、着実に実行してくださいね。