自信が無い!気分が晴れない!への対処法
少し前に、ちょっとした出来事があり、自己肯定感が下がっていました。
頭では分かっていても、自信が持てず、憂うつな気分になったり。
時々は、
「こんな自分がカウンセラーなのは、おこがましいから、カウンセラーなんて辞めてしまおうか」
なんて想いまで出たりしました。
自信が無かったり、気分が晴れないで悩んでいるクライアントさんに、自分の現状をお伝えすると、
- カウンセラーさんでも、そんなことあるのですか?
- じゅんさんでも、自信を失うのですか?
- じゅんさんって、落ち込む時、あるのですか?
なんて驚かれますが、カウンセラーだって、良い状態の時も、あまり良くない状態の時も、もちろんあります。
ただ、皆さんと違うのは、辛い状況に陥った時に、
対処法が分かっている
という点です。
今回は、自信が無くなったり、気分が落ち込んでいる時の対処法をお伝えします。
等身大の自分を受け入れる
自信が無くなったり、気分が落ちている時は、
無理をしています。
理想の自分、理想の生活、理想の人生と比べて、
理想に追い付いていない現実に失望
している状態です。
何とかして、理想に追い付こうと、もがいているのですね。
ですから、等身大の自分を、あるがままを受け入れる必要があります。
例えば、私の場合、
- カウンセラーだからと言って、私は高尚でも良い人間でも、思いやりの強い人間でもない。
- 大したカウンセラーではないし、欠点がたくさんある人間だ
- 自己中心的だし、「自分だけ良ければいい」と思う時だって、たくさんある
- 怒りや妬みもなど、様々なネガティブ感情もある
- 失敗だってたくさんする
- いつも楽しい気分ではいられず、こうして抑うつ状態にもなる
こういう、等身大の自分を受け入れるのです。
そーだよねー、自分って大した人間じゃないよね。
だから、気持ちが落ちることがあるのも、当たり前のことだよねー。
こんな風に、現実を受けとめるのですね。
でも、逆に、
- カウンセラーとして、ちゃんとしないといけない!
- 良い人間でいなければいけない
- 人の役に立たなければならない
- 思いやり深くないと、カウンセラーとして失格だ
- 人に迷惑をかけてはダメだ
- 失敗なんて、絶対に許されない
- ネガティブ感情が出るのは嫌だ
- こんな風に、気分が落ち込むのは問題だ!
と、現実離れした理想を持ってしまうと、等身大の自分を否定せざるを得なくなり、ますます苦しんでしまいまます。
まずは、等身大の自分を、あるがままに受け入れる必要があります。
等身大の自分とは、
崇高ではなくて、怠け者で、弱くて、ダメな部分もたくさん持っている自分
のことです。
人間って、そんなに素晴らしい面ばかりではありません。
そういった、見たくない面を直視する、あるがまま観ると、
無理をする必要が無くなって、楽になっていきます。
ダメな自分に気づく
悩む人、自信が無い人、気分が落ちている人は、ダメな自分に気づいていません。
「自分ってダメなんです」
と口ではおっしゃいますが、心の奥底では、
「いや、本当の自分はできるはずだ。もっと良い人間のはずだ」
という思い込みが、片隅にひそんでいます。
だから、その理想通りに事が運ばないと、
「できるはずのことができていない。これではダメだ」
と、自分を否定してしまうのです。
「コミュニケーションが下手」
と悩む人は、心の奥底では、
「自分は本来、人と上手くコミュニケーションが取れすはずだ」
と、心の片隅で思い込んでいる、ということです。
私は、フィギュアスケートに憧れがあり、あんな風に滑れたら良いな、と夢見ますが、
だからといって、自分に失望しません。
だって、心の奥底から、スケートが滑れないと知っていますから。
でも、2歳からヴァイオリンを習い、子供の頃はヴァイオリニストを目指しながらも挫折したので、
ヴァイオリニストを観ると、若干の嫉妬心がわきます。
「私もあのまま続けていたら、音楽で生活していかれたかもしれない」
そんな想いが多少出ます。
つまり、「自分はヴァイオリニストになれたはず」という自信(思い込み・理想)を、心の中に少し持っているのです。
「自分はできなくてダメだ」と悩んている時、
実は心の奥底には、「本当はできる」という想いがある、ということに、気づいてください。
「コミュニケーションが下手」で悩んだら、何とかしようともがく前に、
「そうそう、自分はコミュニケーション下手なんだよ。
だから、人間関係、上手くいかなくて当たり前」
と、自分のダメな点、できない点を認めてしまえば、楽になってしまうのです。
自分は良い人間だ、できるはずだ!
を手ばなし、
そんなに大した人間じゃない、できないことなんて、たくさんある
と気づいて、そんな自分を認めて下さいね。