生きづらさ改善に必要な〇〇
最近、クライアントさんから、よくお聞きするご相談です。
コロナ前は、
- コンサートに行くことが
- 家族で外食することが
- 友達とお茶会をすることが
- サークル活動に参加することが
ストレス解消法だったのに、コロナで行けなくなって、ストレスが溜まる
これは、楽しみや、ストレス解消法が
「1つ」あるいは「少し」
しかなかったために、起こったことですね。
コロナの影響だけでなく、
ある時は上手くいったストレス解消法も、
別の時や別の場所、またストレスの種類が違うと、有効でなくなる
ということは、多くあります。
ストレス解消法の数が少ないと、その方法が上手くいかなかった時、
それ以上、対処ができなくなってしまうのですね。
これは、生きづらさを改善する場合も同じです。
「1つの方法」だけを知っていても、
何らかの理由で、その方法が上手くいかなかったら、
たちまち、生きづらさは大きくなってしまいます。
つまり、生きづらさを解消するためには、
複数の改善方法
を使いこなせるようになることが、大切なのです。
今回は、「複数の改善方法」に着目して、
- カウンセリングでの、「生きづらさ改善」への取り組み方と
- 日常生活での「ストレス解消方法」のポイント
をご紹介します。
複数の改善方法を組み合わせた、カウンセリング
時々、カウンセリングをご希望の方から、
そちらは、どんな療法のカウンセリングですか?
という、ご質問を受けます。
こういうご質問をされる方は、ある程度、心理療法に詳しい方ですね。
でも、私のカウンセリングは、「●●療法」と1つの療法だけを扱っているわけではありません。
私のところに、カウンセリングにいらっしゃる方の半数近くは、
別のところで、カウンセリングをお受けになった経験があります。
お話を聞いてみると、たいてい、ある1つの療法をもとにしたカウンセリングなのですね。
- 解決策を示さない、お話を聞くことが中心の傾聴スタイル
- 子供の頃の生育歴を、時間をかけて聞き取ったり、
インナーチャイルドワークのような、子どもの頃の傷ついた心を癒す、
アダルトチルドレンの改善を目的としたもの - 認知行動療法、箱庭療法、ヒプノセラピー(催眠療法)、NLPなど、特定の療法に特化したもの
これらのカウンセリングは、それぞれにメリットがあります。
でも、生きづらさを改善するには、1つの方法ではなく、
様々な方法を組み合わせた
方が、役に立ちます。
例えば、アダルトチルドレンの改善を目的としたカウンセリングでは、
今回のコロナ禍など、アダルトチルドレンと関係ない出来事へのストレスには、対応ができません。
そこで、私のカウンセリングでは、様々な療法をもとにした、
オリジナルなプログラム開発しました。
単一的ではないカウンセリングをご提供することで、クライアントさんに
複数の改善方法
を身につけて頂きます。
複数の改善方法が身につくと、ストレス耐性が強くなり、さまざまな出来事や、困難にも、対応が可能になっていくのです。
日常生活のストレスには、「コーピング」
カウンセリングにおいてだけでなく、日常のストレスに対しても、
複数のストレス解消法を持っていると、ストレスに巻き込まれにくく、明るく生きられます。
日常生活のストレスに対しては、
「コーピング」という方法を活用すると、効果的です。
コーピングとは、
- ストレスへの対処方法
のことです。
コーピングのポイントは、ズバリ、
質より量!
つまり、効果が高い低いはあまり関係なく、
自分なりのストレス対処法・解消法が、多ければ多いほど、
ストレスに負けない、ということです。
例えば、お風呂が好きな人のコーピング。
- お風呂にゆっくり入っている姿をイメージする
- 露天風呂、旅館の大浴場、貸切風呂、銭湯、自宅のお風呂、空想のステキなお風呂など、自分の好みのお風呂を想像する
- 入浴剤をネットやお店で調べる
- 好きな入浴剤を購入する
- 実際に、家でお風呂をわかす
- 今日、入れる入浴剤を選ぶ
- 音楽好きなら、お風呂に入りながら聴きたい音楽を選ぶ
- 香りが好きなら、お風呂に入れるアロマを選ぶ
- 本が好きなら、お風呂でゆっくりと読む本を選ぶ
- ゆっくりとお風呂につかる
- お風呂に入ってリラックスしたら、twitterやインスタグラムなどで報告
このように、お風呂関係だけで、10個以上のコーピングが思いつきます。
こうやって、たくさんのコーピングを考えます。
でも、ストレスが溜まった時に、急にコーピングを考えても、出てきません。
平常時に、コーピングを考えておくのです。
少なくとも、
100個
は、事前にリストアップして下さい。
そして、ストレスを感じたら、あらかじめリストアップしたコーピングを試していくのです。
カウンセリングで、詳しいコーピングのやり方を説明したところ、あるクライアントさんは、
- 3分でできるコーピング
- 10分でできるコーピング
- 30分でできるコーピング
- 1時間でできるコーピング
- 半日かけて行うコーピング
- 1日じっくり行うコーピング
など、時間の長さでコーピングをわけ、
その時の状況に応じて選ぶことで、より効果が高まった
とご報告してくださいました。
この方法は、忙しい人にも取り組みやすいと思います。
ぜひご参考頂き、自分なりのストレス解消法を、たくさん、作ってみて下さいね。