生きづらくなる「こんな私、あんな私」
あなたは、こんな風に、自分のことを思っていませんか?
- 私は、人間関係が上手く築けない
- 私は、人と違っておかしい、変だ
- 私は、他の人ほど仕事ができない
- 私は、自分の意見を言えない
- 私は、つい、自分の意見ばっかりいってしまう
- 私は、根気が無く、物事が長続かない
- 私は、ネガティブなことばっかり考えてしまう
- 私は、すぐにイライラする
- 私は、失敗ばかりする
- 私は、人に迷惑をかける存在だ
これらは、カウンセリングでよく聞く、「自己認識」です。
悩み、生きづらさというのは、この「自己認識」から生まれるケースが、非常に多いです。
つまり、
自分のことを、どう思っているか、定義づけているか
が、悩みや生きづらさを引き起こしているのですね。
「私は、人間関係を上手く築けない」
と最初から思っていたら、スムーズな人間関係が、築ける訳がありません。
「私は、人に迷惑をかける存在だ」
と思っていたら、いつもビクビクして、他人に対して申し訳なく感じながら、細々と生きていくことになるでしょう。
このように、
自分はこういう人間だ
という「自己認識」が、悩み解決、生きづらさ改善のために、非常に重要になってきます。
今回は、
- 自己認識は、なぜ生まれるのか、
- 生きやすい自己認識にするには、どうしたら良いのか、
といったことを、ご紹介します。
自己認識は、当てにならない
「自分はこういう人間だ」
これは、真理でも何でもありません。
あなたが、そう思い込んでいるだけのものです。
だから、他の人の評価と、自己認識が異なることは、よくある話です。
自分はこういう人間だ
という自己認識は、主に子供の頃に、外部から刷り込まれます。
例えば、親に、
「お前は、わがままばっかり言って、ダメな子ね」
と言われたら、
- 自分はワガママだ
- 自分はダメな人間だ
という自己認識が作られます。
逆に親から、
「あなたは、とっても大切な子よ」
と言われて育ったら、
- 自分は価値がある人間だ
という、自己認識が生まれます。
生まれたばかりの子供は、
「自分はこういう人間だ、ああいう人間だ」
という概念を持っていません。
育っていく過程で、周囲の言動等に影響を受けて、
「自分とはこういう人間だ」
という概念を作り出していくのです。
つまり、
「私はこういう人間です」
というのは、正しくも何ともない、単なる「刷り込み」だということです。
ですから、自己認識は、当てにはなりません。
悩みなく生きるには
まずは、自分自身が、どんな風に自己認識しているかを、把握する必要があります。
- 自分はダメな人間だ
- 自分は迷惑をかける存在だ
このような、生きづらくなってしまう自己認識をしていないか、チェックしてくださいね。
そして、その自己認識は、
- いつ
- どのようにして
刷り込まれたか、考えてみて下さい。
誰かに、言われたことは無かったですか?
直接言われていなくても、他の人が言われているのを聞いて、影響を受けたりしていませんか?
これは例えば、TVで
「35歳までに結婚していないとダメだ」
という発言を聞いたことで、
「40歳にもなって、結婚できない自分はダメだ」
などと、思ってしまうケースです。
必ず、自己認識が生まれるタイミングがあります。
それが分かってくると、
「ああ、周囲の影響によって、ダメな自分という自己認識を作っていただけだな」
と腑に落ちます。
そして、生きづらくなる自己認識を、幸せになる自己認識に変える必要があります。
つまり、自分の長所・魅力を発見していくのですね。
自分で思いつかない場合は、人に聞いてみると良いですよ。
パートナー、お子さん、友達、職場の人。
照れくさいかもしれませんが、ぜひ、
「私の良さってどんなところ?私のどんなところが好き?」
って、聞いてみて下さい。
聞ける人がいない!という方は、ぜひカウンセリングにいらしてください。
私が、たくさん、あなたの長所・魅力を見つけ出しますよ・笑
ぜひ、幸せになる「こんな自分」を作って下さいね。