生きづらさを感じる人と、幸せな人の違い
- 子どもが言うことを聞かない
- 夫が気が利かない、動いてくれない
- 妻が愚痴ばかり言ってくる
- 親がうるさく干渉してくる
- 人間関係が上手くいかない
- 人から嫌われた、批判された
- 生きがいを見つけられない
- 仕事にやりがいを感じない
- また失敗してしまった
- お給料が少ない
- コロナの影響で、旅行に行けない、仲の良い知り合いと会えない
- 雨が続いて、洗濯物がよく乾かない etc
生きていると、毎日、思い通りに物事がいかないことが、たくさんあります。
これは、生きづらさを感じている人も、幸せな人も、同じです。
「幸せそうな人は、物事が全部上手くいっている」
そう、勘違いしている人は、少なくありません。
だから、
「あの人は、恵まれていて、良いなあ」
と、人を羨ましく感じてしまうのですね。
でも、誰もがみんな、思い通りには、人生を送れないのです。
私自身、「こうなったら良いなあ」と思うことは色々ありますけれど、
その願い通りに進まないことは多々あります。
それでは、生きづらさを感じてしまう人と、幸せな人は、どこに違いがあるのでしょうか?
生きづらさを感じる人と、幸せな人の違い
生きづらさを感じる人と、幸せな人の違いは、
物事が上手くいかない時、挫折した時に、
どのように捉えるか、対処するか
です。
幸せな人は、物事が上手く進まない、願い通りにならない時に、
その事実を素直に受け止めるのです。
「思い通りにならないのは、嫌だ!」
と忌み嫌ったり、逃げないのです。
「上手くいかないのは、こういう原因があるからだな。
だったら仕方がないな」
と冷静に物事を分析して、
自分の期待を手放し、現実を受け入れるのです。
そして、上手くいくために、どういう取り組みをすれば良いのか、建設的に考えたり、
手に入らないものに執着するのではなく、
今、すでにあるもので満足したりします。
とにかく、
思い通りにならない現実に固執したり
思い通りにならない現実を、無理に変えよう
としないのです。
そうすると、心に余裕が出て、落ち着き、安心感が芽生えます。
これが、「幸せ」な状態なのですね。
生きづらさは、現実を否定する時に起こる
「生きづらさ」というのは、決して、
自分の願いが叶わない、物事が上手くいかない
ことでは、ありません。
そうではなく、
願いが叶わなかったり、物事が上手くいかないことを、嘆いたり、嫌ったりすること
で、生じるものなのです。
「願いが叶わないのは嫌だ!」
「思い通りにいかなければ、逃げ出したい」
こんな風に、自分で苦しみを作っている状態、これが、
「生きづらさ」の正体です。
確かに、願いが叶わなかったり、物事が上手くいかないと、「チクっ」と痛み、苦しみが出てきます。
でも、適切に受け止めれば、その痛み・苦しみは消えていきます。
「苦しいのは嫌だ!思い通りにしたい!」
と現実を否定すると、痛み・苦しみが大きくなってしまうのです。
こういう調査があるそうです。
注射の針を嫌がる人は、嫌がらない人に比べて、その痛みを3倍ほど痛く感じる
これは、どういうことかというと、
心のありようが、身体の感じ方までを変えてしまう、
苦しみを増幅させてしまう、ということです。
「痛いのは嫌だ、怖い!」
と、現実から逃れようとする心の働きが、新たな苦しみを作り出してしまうのですね。
今、「毎日が苦しいなあ、生きづらさを感じているなあ」と思っている方、
現実を否定しようとしていないか、ぜひ、ご自分の心に問いかけて下さい。
否定しようとしていたら、現実を受け止める必要があります。
思い通りにいかない現実を忌み嫌うのではなく、無理に現実を変えようとあがくのではなく、
現実をそのまま受け止める。
カウンセリングでは、このコツをお伝えしています。
コラムを読んだだけでは、どうすれば良いかわからない、という方は、カウンセリングにいらしてくださいね。