あなたは、どちらの幸せが欲しいですか?
皆さん、幸せになりたいと思っていますよね?
「不幸せで良い」
そう思っている人はいないでしょう。
誰もが、「幸せになりたい!」と、心から願っているはずです。
でも、「自分は幸せだ」と言い切れる人は、どれほどいるでしょうか?
このコラムを読んでいる方で、「自分は幸せだ」と感じられてる人は、ほとんどいないと思います。
なぜ、幸せを感じられないでしょうか。
それは、「追い求めている幸せ像」が間違っているからです。
「本当の幸せを」を知らないから、幸せになれないのです。
あなたが追い求める幸せとは、
期待が叶うこと、何かを得られること
ではないでしょうか?
- 良い会社で働きたい
- 良い人間でありたい
- もっと美人になりたい、能力の高い人間になりたい
- やりがいのある人生を送りたい
- 人にもっと認められたい
- 楽しく生きたい
- お金をたくさん稼ぎたい
- 健康でいたい
- 将来、経済的に困らないようになりたい
これらは、何かを得ようとしたり、期待や願望を持っているのですね。
たしかに、これらの期待や願いが叶うと、気持ちが良くなりますね。
けれど、願いが叶った状態が、本当の幸せなのでしょうか
「何かを得る」ことは、本当に幸せ?
何かを得たり、期待・願望が叶えられたことによる幸福感
これは、本当に追い求めるべきものでしょうか?
何かを得ることで感じる幸福感は、結果が得られなければ当然幸せになりませんし、
例え、望む結果が得られたとしても、得たものを失わないように、必死に守らなければならなくなり、
また、「もっともっと」と更に多くのものを得られないと、幸福感が持続できなかったりします。
もし、「健康であること」が幸せの条件と考えてしまうと、
健康であるために、常に老化現象と戦い続ける必要があります。
病気にでもなったら、一気に不幸になってしまいます。
でも、人間は、老化現象から逃れられません。
いずれ、病気になってしまうのです。
「何かを得ることによる幸せ」とは、このように、非常にもろいものです。
永遠に、望みが叶い続けることはありません。
いずれは、不幸になるのです。
本当の幸せとは
では、「本当の幸せ」とは何でしょうか?
それは、
心の静けさ、穏やかさ、平穏さからくる幸せ
のことです
「何かを得よう」「こうなって欲しい」と期待し、アクセクするのではなく、
今あるものに満足して、できることに目を向ける
手に入らないもの、できないことは手放す
そういったことで、得られる幸せ
です
自然な幸せ、無理をしない幸せです
人のために何かをしたり、社会の役に立つこと、これはとても気持ちの良いものですよね
でも、結果を期待して、人のため、社会のために行動したら、幸せにはなりません。
「感謝されたい」と思いながら良いことをしても、
感謝されなければ、不幸になってしまうのです
結果を気にするのではなく、ただ無心に人のため、社会の為に行動するれば、満足感が得られて、幸せになります。
「健康でいたい」
それは、多くの人が持つ願いです。
でも、年齢と共に、常に健康でいることは難しくなります。
「若い頃のように健康を保ちたい!」
こういった願いを強く持てば持つほど、願いが叶わずに、不幸になってしまいます。
どなたか忘れてしまったのですが、ある女優さんが、
「老眼になるのが楽しい!
体が老いて、変化していく様子を見るのが面白い」
とおっしゃられていました。
このように、あるもので満足し、現実を受け入れられると、
心は穏やかで、静かになり、幸せになれるのです。
あなたは、
- 何かを得ようとしたり、期待や願望を叶えることで得られる幸せ
- 心の静けさ、穏やかさ、平穏さからくる幸せ
どちらの幸せが欲しいですか?
ぜひ、考えてみて下さいね。