悩みの対処法「心は一瞬で変わる」
「カウンセリングあるある」
ですが、
カウンセリングが始まった当初は、
暗い顔をして落ち込んでいたクライアントさんが、
1時間経つと、笑顔がこぼれて、明るくほがらかになります。
- こんなことや、あんなこと、辛いことがたくさんあって。。。
- 小さなことで、くよくよ悩んでしまう
- 過去の失敗が忘れられない
- 気持ちが切り替えられずに、落ち込んじゃう
- 解決策が見つからないで、泥沼にはまってしまう
最初は、色々と、悩み事をおっしゃられていた方が、
- 自分は結構、頑張ってるなぁ
- 自分にも良いところ、あるな
- 過去のことは、どうでもよくなってきたな
- まあ、落ち込む時もあるよね
- 解決策が見つからなかったら、無理に探さなくても良いや
こんな風に、力を抜いて、楽になるのですね
クライアントさんご自身が、
1時間のカウンセリングの前と後での、
自分の変化に驚かれることも、少なくありません。
この変化は、魔法でも何でもありません。
「心」というのは、瞬間瞬間、変化するもの
だからです。
心は、
「こうだ」と固定化されたもの
では、ないのです。
ちょっとしたキッカケで、ズーンと落ち込むこともあれば。
一気に明るく楽になることも、あるのです。
よく、心をお天気に例えますが、
コロコロと変化する
それが「心」というものです。
「心は、瞬間瞬間、変化するもの」
そのことをよく理解していれば、悩むこともなくなるのです。
ポイントは、「一喜一憂しない」
悩まないための、1番のポイントは、
心の変化に、一喜一憂しない
ということです
逆に言うと、悩む人は、
心の変化に右往左往して、焦っているのです。
- 落ち込んじゃった。どうしよう!
- こんなネガティブな事、考えたらダメだ
こんな風に、心が変化すると、すぐに反応してしまうのですね。
そして、焦って、もがいて、より心を暗くしてしまいます。
一方で、心が上向くと、有頂天になってしまいます。
そして、
「自分は前向きに変わったんだ!」
などと、すごく喜んだりする。
でも、心は変化しますから、また暗い気持ちにもなります。
すると、
「変わったはずなのに、また自分は、元に戻ってしまった」
と、さらに落ち込んだりします。
でも、どんな人でも、誰であっても、心は瞬間瞬間、変化します。
良い状態の時もあれば、悪い状態の時もあります。
例えば、暑くなったり寒くなったり、気温の変化だけで、
心は左右されるのです。
気温の変化だけではありません。
天気、匂い、空腹感、ホルモンのバランス、人が近くにいる・いない etc
様々な条件で、人の心は、簡単に変化します。
ですので、
心は変わるのが当たり前
これを、よく、覚えておくことが大切です。
悩まない人の特徴
悩みにくい人は、心の変化に、一喜一憂しません。
- まあ、暗い気持ちになることもあるよね
- 落ち込む時もあるよね
- ネガティブなこと考えることも、あるよね
- 今はたまたま、明るい気持ちなんだな
- 楽しい気分の時も、そうでない時も、あるよね
こんな風に、心の変化を、軽やかに、あるがままに受け止めることができるのですね。
いつも明るそうに見える人も、心は瞬間瞬間、変化しています。
でも、一喜一憂せず、どっしりと構えていれば、落ち着いていることができます。
心を天気に例えましたが、
晴天であろうと、曇りであろうと、雨が降ろうと、台風であろうと、
大げさに反応せず、その天気に従って、天気を活かして生活すれば、悩まなくてすむのです。
良い状態に、はまり込まないことも大切
悩みやすい人は、ちょっと気持ちが上向いたり、明るくなると、
「この良い状態は、ずっと続くもの」
と勘違いして、その状態に、しがみつこうとします。
はまり込んでいるのですね。
良い状態にしがみつき、はまり込むと、
その状態が変化した時に、苦しんでしまいます。
そして、
「自分は、まだ変わっていないのだ」
と自己否定したり、責めたりする人もいます。
心は、必ず変化します。
ですので、好ましい状態になっても、
楽しさ、嬉しさ、静けさ、穏やかさ
このような気持ちになっても、
それが永遠に続くと思わず、執着しないこと
が大切です。
- 今は、良い状態だから、それを味わおう
- でも、また変化するだろうから、この状態が終わったら、それも仕方ないな
このように、軽やかに、受け止めて下さい。
晴天の日は、晴天を思いっきり楽しむ。
翌日、雨が降れば、それを、あるがままに受け止める。
同じように、心の変化を、軽やかに、あるがままに、受け止める意識を、持ってくださいね。