自己肯定感を高める方法:「自分の気持ち・考え」に自信を持つ
最近、何人かのクライアントさんから、似たようなご相談を受けました
- 自分の気持ちに自信が持てなくて、不安になります。
- 自分の考えが正しいのかわからなくなって、行動に移せません。
- 一度決意しても、時間が経つと、決意がぶれてしまいます。
- 自分の意見に確信が持てなくて、意見や気持ちを人に言うことができません。
自分の気持ち、考えに自信が持てないと、
モヤモヤしたり、不安になったり、身動きが取れなくなったり、しますよね。
こういう時は、人の意見に流されやすくなったり、複数の人の気持ちの板挟みになるなど、
人間関係のトラブルにも巻き込まれやすくなります。
自分の気持ちや考えに、自信が持てない根本には、
自己肯定感の低さ
があります。
ですので、しっかりと、自己肯定感を高めることが大切です。
今回は、自己肯定感の中でも、
「自分の気持ちや考え、意見」に自信を持つ方法
をお伝えします。
最初の気持ち・考えを信じる
まず、一番最初に浮かんできた気持ち・考えを信じることが大切です。
「最初に浮かんできた気持ち・考え」は
「本心」や「直観」
だからです。
ちなみに「直観」をネット事典で調べると、
推理によらず、直接的・瞬間的に、物事の本質をとらえること。
つまり、最初に浮かんだ気持ち・考えは、
あなたの本当の気持ちであり、物事の本質なのです。
だから、浮かんだ当初は、自信があったり、腑に落ちたり、納得感が得られたりするはずです。
でも、少し経つと、
「これで良いのかな?」
と、気持ちや考えが、ぶれてきますよね。
これは、今までの不適切な価値観や考え方のクセ、思考回路によって、
自分の気持ち・考えを否定しようとする働きです。
例えば、私は、10年少々前、まだクライアントとしてカウンセリングを受けていた時、
カウンセリングが、魔法のように思えて感激し、
「自分もカウンセラーになりたい!」
と、心から、強く思いました。
夢・願望を抱いたのですね。
でも、すぐに、こんな考えが浮かんできて、
大いなる夢は、一瞬にして、
「シュン」と、しぼんでしまいました💦
- 自分ごときには、そんな能力はない
- クライアントとしてカウンセリングを受けている身でありながら、何を大それたこと、考えているんだ
- (当時は事務職の会社員をしていたので)会社を辞めることなんて、できるわけない
会社員を辞めたら、生活できない
これは、それまでの経験(特に失敗体験)に基づく価値観、考え方のクセによって、生じた思考です。
こうして、夢は一瞬にして消し去られ、何年も、その夢は、私の心の奥深くに、追いやられることになりました。
人はみんな、最初に浮かんだ気持ちや考えを、
それまでの経験(特に失敗体験)に基づく価値観、考え方のクセ
によって判断し、それらと合わなければ、否定しようとヤッキになるのです。
ですから、後から生じる不適切な思考に惑わされず、
最初に浮かんだ気持ち・考えを大切に、尊重することが大切になります。
上手くいくことを想像する
最初に浮かんだ気持ち・考えを、否定する思考が生じるときは、
失敗体験や、上手くいかなかった経験、トラブルに巻き込まれたことなど、
デメリットを想い出しているはずです。
逆に、
最初に浮かんだ気持ち・考えを尊重したり、大切にした時のメリットは、
想像できていないのですね。
ですので、最初の気持ち・考えを尊重することによるメリットを、
積極的に考えてみることが必要です。
- どのような良いことが起こるかを考える
- 物事がスムーズに動く様子を想像する
- 自分が満たされたり、楽になったり、穏やかになるイメージを持つ
今までの習慣や、失敗体験に基づいたデメリットを考えるのではなく、
未来を幸せにするメリットを考える。
ぜひ、試してみて下さいね。