幸せなのはどっち?「秀吉 vs 光秀」

 

先日、松下幸之助さんについての話を聞きました。

 

※松下幸之助さんは、現パナソニックの創業者です。

 

人生育成に長けていた松下幸之助さんは、

豊臣秀吉明智光秀を比べて、
こんなことを、おっしゃられていたそうです。

 

光秀になるなよ、秀吉を見習え

 

この言葉の意味は、

「主君、織田信長をどう見ていたか」

の違いにあります。

 

理由をお聞きして、なるほどな~と思いました。

悩みがちな人、生きづらい人に、ぜひ必要な視点だと思います。

 

 

秀吉と光秀は、信長をどう見ていたか

結論から言えば、

  • 秀吉は、信長の「良い面」を見て、
  • 光秀は、信長の「悪い面」ばかりを見た

 

ということです。

 

更に補足するならば、こんなところでしょう。

 

  • 秀吉は良い悪いではなく、冷静に、信長の能力を、あるがまま認めた
  • 光秀は感情的に、あるいは善悪という基準で推し量り、信長の能力を正当に評価できなかった

 

 

さて、この2人の人生がどうなったかは、皆さん、ご存じですよね?

 

私は信長という人に会ったことはありませんが、
史実から想像すると、

「まあ、近くにいたら、厄介な人だろうな」

と思います。

 

だから、盲目に「信長さま、素晴らしい~」と付き従えば良い、ということではありません。

 

冷静に見て、良い面、悪い面をあるがままに認めることが重要ということです。

 

さらに言えば、「悪い面」も、視点によって「良い面」に解釈し直すこともできるのです。

 

 

悩む人・生きづらい人は、「悪い面」に着目する

カウンセリングしていると強く感じますが、

悩みがちな人、生きづらさを抱えている人は、

「悪い面」「できていない所」に目を向けがちです。

 

一方で、「良い面」、「できている所」に目を向ける能力が、大きく退化しています。

 

一番は、自分に対する見方ですよね。

 

「自分はこんな所がダメだ、これができない」

と、重箱の隅をつつくかのように、悪い面・できない所ばかりに目を向けます。

 

一方で、長所をお聞きすると、全然出てこなかったりします。

 

これでは、

ウツウツとした気持ちになり、生きづらくなるのも、

当然ですよね。

 

 

更に、自分の悪い面ばかり見ていると、

他人や状況に対しても、

悪い面ばかり見るように、なってしまいます。

 

「人は自分を否定するのではないか、嫌うのではないか」

と、人を信用できなくなったり、

 

「何であの人は、あんな言動をするのだ!」

と、嫌な面ばかり目に付いたり、

 

「社会が悪い、政治家が悪い、会社が悪い」

と、不満ばかり感じたり。。。

 

どんどん、

 

生きづらさの悪循環

 

が生まれていきます。

 

これらは、悪い面・できていない所にばかり焦点が行ってしまっている結果です。

 

 

幸せになるためには

まずは、あなたがいかに、

「悪い面」「できていない所」

に目が行ってしまうか、意識するようにしてください。

 

そして、少しづつ、

「良い面」「できている点」に目を向けていけるよう、努力してみて下さい。

 

自分ではなかなか難しい場合は、

自分が否定する事柄について、他の人はどう感じるのか、聞いてみると良いですね。

自分とは、違う視点に気づけると思います。

 

良い面を見続けた秀吉は、ひたすら好転の人生を歩みましたよね?

 

ぜひ秀吉を見習って、少しづつでも、

良い面・できている所

を見るように、してくださいね。