カウンセリングは、なぜ効果が出るの?
先日、こんなご質問を受けました。
じゅんさんは、何を重視してカウンセリングをしているのですか?
初めて受けたご質問だったので、一瞬、とまどってしまいました。
でも、改めて、
自分が何を重視してカウンセリングをしているか
を考えてみたら、
なぜ、自分のカウンセリングで効果が出せるのか
と、答えが一緒だなと気が付きました。
そのお答えをお伝えしたら、ご質問者の方も、とても納得頂いたようです。
今回は、
私が、何を重視して、カウンセリングを行っているか
すなわち
カウンセリングは、なぜ効果が出るのか
をご説明したいと思います。
本人が気づいていない心を観ている
結論を先に書くと、私がカウンセリングで重視しているのは、
ご本人が気づいていない心の状態を観て、
生きづらさの問題点を把握すること
になります。
例えば、親の言動に対して
「いつも上から目線で私を否定する」と怒っているクライアントさんの場合。
怒りの裏には、「私のことを観て。私を理解して。私を愛して」という心の叫びや、
「理解されない、愛されない悲しさ」があります。
ですから、カウンセリングでは、怒りの裏にある欲求や願望、
それが叶えられない傷つきに気づいて頂くよう、導きます。
また、漠然とした不安にさいなまれている、というご相談では。
多くの場合、「今の自分を否定していること」が、不安につながっています。
- ちゃんと仕事や家事ができない自分はダメ
- 人間関係を上手く気づけない自分はおかしい
- 30代にもなって、40代にもなって、50代にもなって、〇〇できない自分はダメ
- 社会人として失格だ
こんな風に、自分を否定し、「今のままではダメだ。変われ、もっとちゃんとやれ」とプレッシャーをかける。
でも、プレッシャーをかければかけるほど、
無理矢理変えようとすればするほど、
変わることができないので、いつも焦りが出て、不安で怯えることになります。
こういったカラクリに本人は気づいないので、
そこを指摘して、サポートするのです。
つまり、
ご本人が気づいていない心の状態を観て、
生きづらさの問題点を把握する
ことを重視して、カウンセリングを行うから、効果が出るということです。
他人のことは、客観的に観える
カウンセラーとして、クライアントさんのお話を伺っていると、
その方の心の様子が、ハッキリと、手に取るように観えます。
自分自身の心以上に、クライアントさんの心の方が、ハッキリ分かるのです。
これは、私に限ったことではなく、
カウンセラーで無くても、誰もが「ある程度」は、分かるものです。
グループカウンセリングにご参加された方に、感想をお聞きすると、
「自分の問題点には、なかなか気づけないのに、
他の人の問題点は、話を聞いているとわかってくるので、不思議だ」
という意見を、頂くことがあります。
つまり、自分のことより、人のことのほうが、
「よく観える」
のです。
これは、自分自身に対しては、なかなか客観的になれず、
主観で観てしまうのに対し、
他人に対しては、
フラットで客観的視点で観ることが、できる為です。
家族・友人など、親しい関係の人に対しては、自分自身のことと同様に、
主観が入って客観視は弱くなりますが、
カウンセリングのような、自分とは関わりの無い人に対しては、
程度の差はあれ、誰しもが、客観的視点を持ちやすくなります。
もちろん、カウンセラーは、自分の価値観を脇に置き、
客観的に物事を観る訓練をしていますから、
通常の方よりもはるかに、客観的視点で相手の心の状態を観ることができるのです。
ここだけの話、「カウンセリングの腕」とは、
「いかに、心の奥底が観えるか」
に尽きます。
つまり、腕のあるカウンセラー、効果の出せるカウンセラーであるほど、
相手の心の状態が、手に取るように観えるのです。
ぜひ、カウンセラー選びのご参考になさってくださいね・笑
ということで、私のカウンセリングでは、
ご相談される方が気づかない心の状態を把握して、適切な対処方法をお伝えしています。
ご興味ある方は、一度、お試しくださいね。