アダルトチルドレン:あなたを1番嫌いなのは、〇〇

 

アダルトチルドレンの多くは、

周囲の人から嫌われる

ことを、とても恐れていますよね。

 

私も10歳の時から対人恐怖があったので、
人に嫌われたり、拒絶されたり、怒られたりすることが、
怖く感じます。

 

私達アダルトチルドレンは、

人から嫌われることから、
逃れよう逃れようとしますが、

 

でも、実際に

あなたを1番嫌っている

のは、一体、誰でしょうか?

 

私は、小学校高学年から中学生の間、
同級生達に、相当嫌われていました(^^;

対人恐怖で人と話すことができない、
人と対峙すると、固まって声がでなくなってしまう。

その一方で、気に入らないことが、たくさんあったのか、

「ちきしょー」と独り言を言うのが、習慣になっていました。

 

友達と全く話さないのに、
独り言でしょっちゅう、
「ちきしょー」という子がクラスにいたら、

まあ、気持ち悪いですよね💦

 

「暗い、気持ち悪い、嫌われている」

男子からも、女子からも、このような言葉をかけられていました。

 

でも、今、かつての同級生達は、私のことを嫌っていないでしょう。

というより、私のことを考えることもないでしょう。

私自身も、その頃の同級生のことを考えることは、ありませんから。

 

つまり、今の私のことを、ほとんどの人が嫌っていないのです。

でも、唯一、私のことを嫌う人間がいます。

 

 

自分自身が、自分のことを1番、嫌っている

私のことを、1番、嫌う人間。

 

それは

 

私自身

 

です。

 

もちろん、10年以上かけて、自分の心と向き合ってきましたから、

以前ほど、自分を嫌うことはありません。

 

でも、ふっとした時に、

  • お前はダメな奴だ
  • そんなこともできないのか
  • 人に迷惑かけるなんて、最低だ
  • カウンセラーとして失格だ

 

こんな言葉が、頭に浮かびます。

 

 

「自分自身が、自分のことを一番嫌っている」

 

これは、あるアダルトチルドレンの方が、カウンセリングで、

しみじみと、おっしゃった言葉です。

 

その方は、

「仕事などで人から評価されない、
常に人からバカにされているように感じる」

と、おっしゃられていました。

 

でも、気が付いたのですね。

本当に自分を評価していないのは、バカにしているのは、

周囲の人ではなく、自分自身だということに。

 

そして、自分がいかに自分自身を嫌っているか、直視するようになったのです。

 

そして、自分を嫌うのをやめ、自分を認めるようになって、
楽に生きられるように、なっていきました。

 

 

自分を嫌っていることに「気づく」!

無理に、

「自分のことを、好きにならなくては!」

とプレッシャーをかけるのは、逆効果です。

 

そうではなく、

「ああ、自分のことを否定しているな、嫌っているな。
別の人間になりたいと思っているな」

こういったことに、気づくことが、最も大切なのです。

 

気づけば、その瞬間、自分への呪いから解放されます。

 

上記したように、私自身、ふとした瞬間に、

自己否定の言葉が頭に浮かびます。

 

でも、

「あ、自己否定してたな、自分に厳しかったな」

と気づいて、楽になります。

 

自分を否定したり、嫌いだと感じてしまう

これ自体は、コントロールすることができません。

自然と起こってしまうのです。

 

でも、そうなっていることに、気づきさえすれば、

楽になることができます。

 

ですから、無理して「好きになろう!」とするのではなく、

日夜、自分のことを嫌っていることに、

その都度、気づいていきましょうね。