人生最大の大失敗は? ~羽生結弦選手の答え~
前回の記事では、大事MANブラザーズさんを取り上げましたが、
新年1発目のコラムは、実は、羽生選手のことを書こうと思っていました。
というのも、年末、フィギュアスケートの全日本選手権を見て、羽生選手に圧倒されまくったからです!
存在感・オーラ
思考・発言
もちろん演技内容
どれをとっても、「尋常じゃない人」という印象。
いやー、凄かったです。
この1ヶ月、インタビューなども見まくりました!
羽生選手がらみで、書きたいネタは色々あるのですが、
たまたま昨日、7年前の発言を目にしたので、
こちらをご紹介しながら、生きやすさを学びたいと思います。
7年前の羽生選手は20歳。
20歳でも、羽生結弦は羽生結弦でした!
人生最大の大失敗は?
まあ、20歳で人生最大の失敗なんてことを、考える人も少ないと思いますが、
でも、27歳の今であっても、もっと年を重ねても、羽生選手は同じように答えるのではないかと思われます。
無い!
後悔は、ほとんど、したことがない。「これをしたから、人生に影響する」ってことは、考えたことが無い。
それが全て、「運命」だと思っているから。
現実を、起こったことを、あるがままに受けとめられる人の言葉ですね。
今は、私も同じように考えます。
起こってしまったこと、やってしまったことは、
「自分は今、これしかできなかったんだから、仕方がない」とスパンと諦め、
「では、どうすれば良いのか、今、なすべきことは何か」
と先につなげます。
「失敗」という概念がなくなり、
それは、ただ起きたことであり、次につなげるステップに過ぎないものになりました。
でも、昔は、それができなかった。
いつまでもいつまでも、過去のことを、グチグチグチグチ、考え続け、自分を苦しめていました。
羽生選手の場合は、努めてこのような思考になったというより、
生まれ持って、または生まれ育った環境の影響で、自然とこのような思考になったと思われます。
では、過去に引きずられる思考の人は、どうすれば良いか。
何度も何度も、「過去に縛られない、思考に縛られない!」と決意してください。
グチグチと後悔が出たら、そのことに気づき、「これ以上、思考を膨らませるのはやめよう!」と決意してください。
カウンセリングでは、いつもお伝えしていますが、その時に「身体の感覚」に意識を向けると、思考はすぐに消え去っていきます。
気づきの力が弱いうちは、何度も何度も、思考に巻き込まれて、後悔の渦に翻弄されるでしょう。
でも、決意があれば、だんだんと気づき力が高まり、思考に負けなくなります。
大丈夫。
必ず、あるがまま、受け止められるようになります。
「人生最大の大失敗は?」
の問いに、
「これこれ、しかじか」
と答えが出てしまった方。
思考に巻き込まれています!
そのことに、気づいていきましょうね。
理想の男とは?
この問いに対する、羽生選手の答えは。
無い!
理想って完全に無い。「ありのまま」であれば良い。
理想を追い求めても、どうせ苦労するし、色んなことにぶち当たっていくわけだから、
それを乗り越えられたら良いんじゃないかなと、常に思っている。
こちらもやっぱり、「ありのまま、あるがまま」でした。
カウンセリングをしていると、皆さん、この逆です。
今の自分を否定し、なんとか、別の人間・理想の人間になろうと必死でもがいています。
でも、現実の自分、等身大の自分を「ありのまま」受け止めれば、それで幸せなのですよね。
この答えを聞いて、やっぱり羽生選手は自己肯定できているなあ、と改めて思いました。
皆さん、どうですか?
- 無口な自分
- おしゃべりな自分
- おせっかいな自分
- 気の利かない自分
- 頭の回転が遅い自分
- 優しくない自分
- コミュニケーションが下手な自分
- 人間関係を円滑にできない自分 etc
こんな自分が嫌で、自己否定して、それとは真逆の
「こんな人間になりたい!」と理想を追い求めて苦しんでいませんか?
そして、今現在、すでにある良い点を、無視していませんか?
「ありのまま」の自分を受け止めていないことに、気づいていきましょうね。
幸せの青い鳥は、どこか遠くにいるのではなく、今この瞬間、あなたの手の中にいるのです。