女性は不安を感じやすい
30代の独身女性に圧倒的に多いお悩み。
それは、「結婚したいのにできない。どうしたら結婚できるのだろう。将来が不安だ。」というものです。
判を押したように、皆さん、同じような悩みを口にします。
出産できる年齢が限られるので、出産を意識して、更に不安が増すようです。
まあ、40代になると、結婚にも出産にも良い意味で諦めが出てきて、30代よりもメンタルが落ち着く傾向にありますけれど。
40代になると、現実を受け入れることができて、楽になるのですね。
男性に比べ、女性は不安を感じやすい
さてさて、30代独身女性が非常に強く危機感・焦り・不安といった感情を抱くのに対し、独身男性はそこまでの強い感情を持ちませんね。
それは、男性が出産を意識する必要がないことだけが原因ではありません。
一般的に、女性のほうが男性に比べてネガティブになったり、メンタルが不安定になる傾向が高いのです。
これは、女性が男性に比べ、幸せホルモンと言われるセロトニンの分泌量が少ないことが一因と言われています。
セロトニンはうつ病の発症に関連するホルモンとして有名ですよね。
メンタルの安定や睡眠に必要なホルモンで、セロトニンが減少すると、思考がネガティブになって、不安を感じたり抑うつ状態になったり、不眠になったりします。
例えば、うつ病の人はセロトニンの分泌が少ないと考えられている為、うつ病治療では、セロトニンを増やす働きがあるSSRI(選択的セロトニン再取り込み阻害薬)や、SNRI(セロトニン・ノルアドレナリン再取込み阻害薬)という抗うつ薬が一般的に使われています。
このセロトニンの分泌が男性より少ないために、女性は男性に比べ、不安を感じたり情緒不安定になりやすいと考えられています。
実際、トランスジェンダーFTM(Female to Maleの略。身体は女性、心が男姓)の人が、ホルモン治療で男性ホルモンを投与したところ、以前よりメンタルの調子が良くなったり、睡眠の質が上がってグッスリ眠れるようになった、という話も聞きます。
ですので女性の方は、体質的に不安や抑うつ状態になりやすいことを普段から理解して、ストレスに巻き込まれないように注意すると良いかなと思います。
マイナス感情は思考から生まれる
思考の力で書いたように、感情は思考から生まれます。
セロトニンが不足すると、思考がどんどんネガティブになっていき、不安などのマイナス感情が生じることになるのです。
- この先、結婚できなくて1人のままだったら、どうしよう。
- このまま結婚できなかったら、子供が持てないのではないか
- ステキな男性はどんどん結婚していって、もう結婚相手は残っていないのではないか
こんなことを考えることにによって、不安などの感情が出るのですね。
ですから、普段から、思考に注意して、マイナス感情を生み出す思考を避けることが大切です。
次のように、前向きな思考ができるように心がけたいですね。
- 40代でも50代でも60代でも、結婚する人はいる。
- 自分に合う人は必ず現れる。
- 結婚しなくても、子供がいなくても、1人で楽しめることがたくさんある。 etc
また、思考や感情を手放す方法については、次も参考にして下さい。
マインドフルネス(瞑想)のご紹介①
マインドフルネス(瞑想)のご紹介②
まとめ
言葉の影響力と脳の働きで書いたように、脳は想像と現実の区別ができないので、想像していることが全て現実に起きていることとして認識し、その通りの人生になるよう働きます。
不安を抱いていると不安が現実になり、明るい未来を想像すると明るい人生が訪れるのです。
女性は特に、不安になりやすい体質なことを意識して、普段から、思考をポジティブに保てるよう、意識してみて下さいね。