GWは心身の不調に注意

ゴールデン・ウィーク(GW)に入りましたね。
ステキなお休みを過ごしていますか?
天候の良い日も多いので、楽しんでくださいね。

GWは心身が不調になりやすい

新年度で環境が変わられた方は、GWにドッと疲れが出ることが多いものです。
お休みに入り、4月の緊張がどっと解かれて、心身のバランスが崩れるのですね。
GW後は、カウンセリングのお申し込みも増えるんですよ。

4月に緊張していた方は、ご自分の心身の調子をチェックしてみて下さい。
普段と違っていませんか?

お子さんに気を配って下さい

お子さんの環境が変わられた方は、どうぞお子さんに気を配ってあげて下さいね。

私の姪が、中学1年生になった時のこと。
新しい環境になって、4月は緊張していたのでしょう。
GW中は、心身への影響が顕著に見られました。

まずメンタル面では、赤ちゃん返りでもしたかのように、私にベッタリと甘えてきました。
姪にとって、私は心の母親的存在で、ストレスがかかると私に甘えます。
私の姿が見えないと、不安そうにしていました。
私がトイレに行くのにも、ついてこようとします。

GW中、私は東京の自宅から長野の実家に帰省します。
実家の近くに住む姪は、私が帰省している間、私と片時も離れたくなくて、実家に泊まり込んできました。

友達から遊びの誘いがあっても、遊びに出かけている間に私が東京に戻ってしまうのではないかと、不安で遊びにも行けないのです。
「おばちゃんは、あと数日、長野にいるから、今日はお友達と遊びに行ったら?」
と言ってあげて、ようやく姪は、遊びに出かけることができました。

でも遊びに出かけて2時間後には、「おばちゃん、まだいる?」と鬼気迫った形相で転がるように実家に駆け込んできました。
遊びに出かけても、私がいなくなるかもしれない不安で楽しめなかったらしく、すぐに帰ってきてしまったのです。
私の姿を見て、ホッと安心した顔になったのが印象的でした。

小学5~6年になる頃には、精神的にも物理的にも私に甘えることが少なくなっていたので、中学生になって小さい頃に戻ったかのような、その甘えぶりに驚きました。

体調面では、ちょっと動いただけで息切れがするほど、体力がなくなっていました。
ちょっと出かけても、「疲れた」と座り込んでしまいます。

環境の変化で、これだけ心身に影響が出るのだと、改めて驚かされた一件でした。
お子さんの環境が変わられた方は、ぜひ、お子さんの様子に注意して下さいね。

子供は思いっきり甘やかそう

子供が心身の不調で甘えてきたら、思いっきり甘やかしましょう。
「もう中学生なんだから」、「もう高校生なんだから」なんて言わず、いくつになっても子供が不安がっていたら、受け止めて、甘やかして下さい。
そして、

緊張や不安を感じるのは自分だけではない。
環境が変われば誰もが不調になる。
当たり前のこと。
大人でも、環境が変われば心身に影響が出る。

と言うことを、伝えてあげて下さい。

人は環境の変化に慣れるのに100日かかると言われています。
5月を乗り切ると、大分慣れて楽になっていきます。
焦らず、ゆっくりと慣れていくように、伝えてあげて下さいね。

大人も当然不調になります

私自身も、4月下旬は体調を壊すことが多かったです。
社会人になった時と、初めて部署が異動になった時。
緊張の毎日を過ごしていたら、ゴールデン・ウィーク直前に胃痛で動けなくなって、上司が病院へ連れて行ってくれました。

大人も、子供と同じように繊細です。
環境が変わるとストレスに感じてしまいます。
あなたは大丈夫でしょうか?

不調が長引くようなら要注意

おかげ様で姪の場合、GW以降はすっかり学校に慣れ、その後は私に甘えることもなくなり、体力もすっかり元に戻りました。

しかし、5月6月になっても心身の不調が続くようなら要注意です。
一時的な不調ではなく慢性的になると、そのままウツ病や自律神経失調症などの病気に発展する場合もあります。

不調を感じたら、早めに相談して頂くと、改善も早いですよ。