生きづらさ改善に・人生を変える為に、不可欠なこと

 

昨日、こんなネット記事を読みました。

 

”ひきこもり14年の男性が、
月50万円稼ぐ、ウーバーイーツ配達員になった理由”

(Microsoft News)

 

大学時代に不登校になり、その後14年以上ひきこもり状態になっていた41歳の男性が、

ウーバーイーツの配達員を始め、5か月で純利益50万円を稼いだとのこと。

 

十数年ぶりの仕事で、最初はおっかなびっくりで始めたところ、予想以上に上手くいき、

今では、生活も人生観も、随分変わられたご様子です。

 

  • 小さなことでも、ポジティブに考えられるようになった
  • 稼いだお金で、以前お世話になった施設に、ささやかながらの恩返しと寄付をした
  • 誰かに何かをあげたくなる、プレゼント欲に目覚めた
  • ひきこもりの人が配達員をやってみたいと思ったら、やり方を教えてあげたい。
    “スタート時の伴走者”になってあげたい

 

読んでいて、「ジーン」と心が温まりました。

そして、この男性は、

 

生きづらさ改善のコツ

人生を変える為に必要なこと

 

を、見事に体現しているな、と思いました。

 

今回は、この記事を参考に、

  • 生きづらさ改善のコツ
  • 人生を変える為のポイント

 

を、何点か、ご紹介します。

 

 

変わろうという「意思」と、「行動」が不可欠

この男性が、14年のひきこもり生活から、脱却しようと思ったキッカケの1つが、父親。

ずっと彼に無関心だった父親から、突然、口座にお金が送金され、

「私ができるのはこれまで。これでなんとか生きていってください」

というメールがきたそう。

 

「これがすごく大きかった。
お金をくれたからじゃない。
あの親父が、俺のために動いた。

その時を境に「何かが変わった」

「このままじゃダメだ。俺、やらなきゃダメだ」

それが配達バイクのハンドルを握るきっかけとなった。

 

父親の行動は、

「自分が変わらなければならない・動かなければならない」

と、彼に「意思」を抱かせるキッカケになったのですね。

 

生きづらさを改善するには、

人生を変える為には、

 

「自分が変わらなければならない」という強い意思

 

が、不可欠なのです。

これがなければ、何も変化は起きないのです。

 

そして、意思を持ったら、次は、

 

実際に行動すること

 

が大切です。

 

「意思」と「行動」

 

この2つが、生きづらさ改善、人生を変える為に、必要不可欠なのです。

 

私のカウンセリングをしばらくお受けになって、非常に楽になられた方々が、

皆さん、おっしゃる言葉があります。

 

あの時、カウンセリングを申し込んで良かった。

不安もあったけれど、
「自分を、人生を変えよう!」
と決意して、
カウンセリング受けた自分をほめてあげたい

 

意思を持ち、行動すれば、人生は開かれるのです。

 

 

目標を高くしないで、「できることを、とりあえずやってみる」

「意志」を持ち、「行動」に移しても、すぐにくじけてしまう人がいます。

こういう方は、残念ながら、このままでは、生きづらさを改善することは難しいです。

 

「変わろう!」と強い意思があっても、すぐにくじけてしまう人は、

 

目標・理想が高すぎる

 

のです。

 

高い目標・理想と、自分の置かれた現実とのギャップに、自信を無くし、くじけてしまうのですね。

 

この男性は、目標を低くし、

「できることを、とりあえずやってみる」

という姿勢でのぞんでいます。

 

ひきこもり生活が長かった男性は、配達員登録をしてから5か月ほどは、

「からっぽのバッグを背負ってバイクで近所を走りまわる練習をしていた」

とのこと。

 

登録から5か月後に、仕事を始めた時も、

「1回だけやってみよう。ダメだったらやめればいい」

 

その初めの1回目に、少しミスをしてしまうのですが、

 

「(ミスに)焦ったけど、もう1回だけ配達してみようと思った。
すると特に失敗もなく、こなすことができた。
安心感やうれしさがこみ上げてきて、何かがスタートしたと思えた。

 

と、順調に軌道に乗っていきます。

 

その後も、

昼過ぎから3~4時間マイペースに配達

するなど、無理せず、自分に合った働き方をしています。

 

ポイントは、

まずいきなり働かないで、5か月間、バイクを乗るだけの「準備期間」を取ったこと。

 

そして、実際に仕事を始めるときも、

「1回だけやってみよう。ダメならやめれば良い」

と、

 

ハードルを低く

 

したことです。

 

 

つまり、高すぎる目標・理想を持つのではなく、

 

「等身大の自分」に合わせて目標を立てた

 

ことが、良い成果を生み出したのですね。

 

強い意思を持っても、すぐにくじける人は、

「無理な・無謀な目標、理想」

を自分に課します。

 

例えば、カウンセリングでも、1回・2回受けただけで、

「自分は改善しない。自分はダメなんだ」

と、激しく落ち込んで、投げ出してしまう人がいます。

 

これも、「ちょっとカウンセリングを受けたら、ものすごく変われるはず」という、高い理想を持ちすぎて、

現実の自分が見えていないのですね。

 

カウンセリングで順調に結果を出す方は、
その時できること、すべきことを、コツコツと取り組んでいきます。

 

「こうなりたい。自分を変えたい、人生を変えたい」

という想いはありつつも、

「今できることを、とりあえずやってみる」

 

という姿勢ですね。

 

「意思」と「行動力」があるか、

そして、目標を高くし過ぎていないか、

チェックしてみてくださいね。